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2008年06月22日

ハブ 逆風の中で最高益更新を継続中

ハブホームページ ハブ<3030>(大へ)は、6月9日に5月の月次速報を発表している。対前年同月比の既存店の売上高は8.7%増、客数10.4%増、客単価1.5%減と相変わらず好調である。全店では売上高14.0%増、客数16.5%増、客単価2.2%減と売上高、客数は更に伸びている。
 前08年2月期業績は、売上高43億600万円(前々期比13.0%増)、経常利益2億500万円(同22.9%増)、純利益1億100万円(同36.9%増)と2ケタ増収大幅最終増益で、最高益更新を達成した。
 しかし、同社が属するパブ居酒屋業界は、96年以降の市場規模縮小傾向に歯止めが掛からない状態である。食材費、人件費、賃料が増加傾向にあり、業績が伸び悩んでいる。このような状況の中にありながらも同社の業績は拡大している。一体、どのようにやってこの逆風の中で売上を伸ばしているのだろうか。
 前期の取り組みを見ると、スーパーバイザーをこれまでの3名から7名に増員し、各店舗の運営を更に細やかに指導することでサービスの向上に努めている。また、市ヶ谷店のリニューアルほか3店舗の大規模メンテナンスを実施し、床、空調、水周りの設備を刷新している。その他に、生ビールを美味しく提供するために毎日サーバー機器の洗浄を実施。一方、原価対策、メニュー政策として、フィッシュ&チップス2種併売、店舗の特性に合わせた季節メニューをそろえた。採用面においては、人材を確保するためにアルバイト社員登用制度に加え、アルバイトの有給休暇の完全取得を推進している。更に、モチベーションをアップするために、月当たり売上高が過去同月の売上高を更新した場合にはインセンティブ制度によりインセンティブが支払われるシステムになっている。その他に旅行会、家族会、従業員総会などの福利厚生施策も打ち出している。その結果、既存店売上高前年比は103.7%と好調に推移し、最高益更新を達成している。
 今期を初めとする3カ年計画を発表しているが、重点施策として、業態を極め、ビジネスモデルを確立することを最重要課題としている。具体的な施策としてレジカウンターオペレーションを改善し、レジ待ち時間の短縮と「気取らず・かまわず・気配り上手」な接客サービスのレベルアップ、メニュー政策として500円以下のメニュー作りと原価抑制、82ALEHOUSEのビジネスモデルの完成(営業利益率10%の確保)を取り上げている。出店戦略としては、東京から50km圏内である神奈川、千葉、埼玉県に出店すると共に関西圏、中部圏への出店。HUB(20〜30代のビジネスマン、OL向け)と82ALEHOUSE(30〜50代のビジネスマン、OL向け)業態を組み合わせたドミナント展開を推進していく。更に、優秀な人材を確保し、育成するために、定期採用に加えアルバイト社員登用制度の促進、従業員満足度調査結果を基にしたモチベーションを高めるための施策、のれんわけ制度の運用開始(09年2月期に1号店出店)、社内大学構想を含めた新たな教育体系作りを推進していくとしている。
 現代表取締役社長である金鹿研一氏は、これまで潰れそうな企業を次々と再建してきた実績を持っていることから再建屋としての異名を持つ。再建の秘訣を尋ねられて、人と答えているが、アルバイトの有給休暇完全取得推進、アルバイトから社員への登用制度、インセンティブ制度、従業員満足度調査、社内大学、のれんわけ制度と働く側に立って考えたと思える制度を網羅している。

☆今後の10年は成長期の時代

 3カ年計画の最終年である2011年2月期の数値目標として、売上高60億円、経常利益3億円、純利益1億5000万円、店舗数67店、年間配当4200円を発表している。
 今期は、売上高47億8000万円(前期比11.0%増)、経常利益2億2000万円(同7.3%増)、純利益1億1000万円(同8.9%増)、年間配当3200円(前期2500円)を見込んでいる。また、今期8店舗の新規出店を計画しているが、そのうちの5店舗は契約済みで、しかもそのうちの2店は既に出店している。
 更に、今後10年後のありたい姿として、長期ビジョンを打ち出している。過去10年間は創成期であり、今後の10年間は成長期と捉えている。日本全国に英国PUB文化を広め、ビジネスモデルは確立され、基盤作りは完了していることを目指す。2018年2月末までの数値目標として、店舗数130店舗、売上高100億円、経常利益8億円を発表している。逆風の中で、最高益更新を達成できたことの自信の表れといえる。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 19:17 | IR企業情報