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2010年01月14日

【特集:世界的規模拡大!鉄道プロジェクト】エネルギー効率の高さを評価

■エネルギー効率の高い「鉄道」を見直し

【特集:世界的規模拡大!鉄道プロジェクト】エネルギー効率の高さを評価 地球温暖化問題などを背景に、エネルギー効率が高い大量輸送交通システムとして「鉄道」が世界的に見直されている。旅客用の高速鉄道網を整備するとともに、貨物の輸送手段を飛行機やトラックから鉄道に移行させる「モーダルシフト」の動きも活発化しているようだ。

 鉄道は大量輸送に適しているが、他の主要な交通機関と比較すると、飛行機に対しては速度で劣り、自動車に対しては利便性で劣ると言われている。しかし他の主要な交通機関に比べて、人間や貨物を大量に輸送できるため、消費エネルギーの点で優れていることが特徴だ。人間1人を1キロメートル運ぶ場合のエネルギー消費量で比べると、鉄道は飛行機の約4分の1、自動車の約6分の1とされている。エネルギー効率という点では、鉄道が圧倒的に優位な交通システムなのである。

 このようなエネルギー効率の高さが見直され、先進国でも新興国でも国家プロジェクトとして、主要都市間を結ぶ長距離高速鉄道や、都市内鉄道としての地下鉄、次世代型路面電車(LRT)、モノレール、新交通システムなど、鉄道インフラを建設・整備するプロジェクトが目白押しの状況となっている。

■相次ぐ世界各国の鉄道プロジェクト

 世界各国で鉄道プロジェクトが相次いでいる背景には、地球温暖化問題に加えて、政府事業によって雇用を創出しようとする狙い、自国の産業を育成しようとする狙い、さらに、急速な都市化に伴って深刻化する交通渋滞問題を解消しようとする狙いなどもあるようだ。米国のグリーン・ニューディール政策でも、鉄道インフラの建設・整備を成長戦略の一環と位置付けている。

 ただし、世界的に目白押しの大規模プロジェクトの中には、単なる構想段階にとどまっているものも多い。また旅客用の超高速鉄道計画のように、大規模プロジェクトの場合には、総事業費が概ね数兆円規模となるため、プロジェクトの実現に向けては、当該国の資金調達力が重要な課題となる。さらに、開通後の事業採算性が疑問視されるプロジェクトも多いだけに、実現に向けてのハードルは高い。

■世界的競争激化!フランス・中国は国策として取り組む

 日本は鉄道王国と言われ、鉄道車両メーカー、鉄道車両用電装品メーカーなど、日本の関連企業の技術的優位性が注目されている。そして国内市場では、25年の開業を目指す「リニア中央新幹線構想」があるものの、それまでは市場の拡大が見込めないため、海外の大規模プロジェクトに対する期待が高まっている。ただし世界市場では、海外の有力企業が高い市場シェアを占めているうえに、中国や韓国の企業も急速に台頭している。中でもフランスや中国などは、国策として鉄道の輸出ビジネスに取り組んでおり、世界的に競争激化が予想されている。

 また、関連企業にとっては大きなビジネスチャンスとして期待されるが、ドバイの鉄道建設工事で代金の支払い遅延問題が発生しているように、特に新興国の大規模プロジェクトに対しては、当該国の経済の安定度や資金力などのリスク要因が重要なポイントになるだろう。

【参考:主な鉄道関連銘柄】
 大手鉄道車両メーカー=日立製作所<6501>三菱重工業<7011>川崎重工業<7012>日本車輌製造<7102>近畿車輛<7122>東海旅客鉄道(JR東海)<9022>
 車輪=住友金属工業<5405>、鉄道車両用電装品=東芝<6502>三菱電機<6503>東洋電機製造<6505>富士電機ホールディングス<6504>、鉄道車両用ブレーキシステム=ナブテスコ<6268>、信号機器関連=日本信号<6741>。ハイブリッド鉄道車両=ジーエス・ユアサコーポレーション<6674>。受注等=伊藤忠商事<8001>丸紅<8002>三井物産<8031>住友商事<8053>三菱商事<8058>
 米国の高速鉄道計画=住友商事<8053>川崎重工業<7012>日本車輌製造<7102>日立製作所<6501>三菱重工業<7011>三菱商事<8058>。ブラジル高速鉄道計画=三井物産<8031>三菱重工業<7011>日立製作所<6501>東芝<6502>。ベトナム高速鉄道計画=住友商事<8053>三菱重工業<7011>三菱商事<8058>川崎重工業<7012>

【特集:世界的規模拡大!鉄道プロジェクト】
米国、中国、ブラジル、ベトナム:世界各国で「鉄道」整備計画が目白押し
新興国で都市内鉄道の重要性高まる:東南アジアやインドが主要なターゲット
車両を手がける日本と世界の関連企業:世界的に新設・延伸計画が目白押し
開発進むハイブリッド鉄道車両:開発進むリチウムイオン電池搭載車
日立製作所のグループ戦略とは?

東洋電機製造が中国での受注を材料に上伸、鉄道関連銘柄に連想買いの動き

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:57 | 特集