
株主優待は、11月30日現在の株主に同社の米国拠点の名産ノースウエスト・ワインを贈呈してきた中で、前期は厳しい環境のため金額を減額した。
今期は、1単元から10単元未満の株主には前期の750円相当から1000円相当の品とし、10単元以上の株主には前期の1500円相当から2000円相当の品にするとした。贈呈の時期は、設立記念日の3月18日前後。
■「前向きの赤字」買いたい姿勢も
一方、11月通期の業績予想は、織網製品の東京分工場での生産を段階縮小し、11年11月末をメドに移管・終了する生産再編などの特損により、経常損益を従来予想の1.5億円の赤字から2.0億円の赤字に修正、純損益は3.5億円の赤字から28.0億円の赤字に修正した。
17日の株価は反発となり、前場413円(16円高)まで上げ、終値は408円(11円高)。赤字拡大を受け、11月2日につけた年初来の安値388円を保てるかどうかが焦点だが、赤字拡大は生産効率化を進める前向きなものであるとして、この安値の近辺で仕込みたいと強気の見方もある。
朝方の売り一巡後は反騰する可能性もあり、下値で「買い指し」をはわせておく妙味がありそうだ。
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