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2011年05月26日

玄葉・国家戦略担当大臣、エネルギー戦略で独自の「3つの革命」なるものを開陳

「霞ヶ関発・兜町着」直行便 にわかに政策の中心に据えられてきたエネルギー戦略、自然エネルギー、再生可能エネルギーの可能性、そして省エネ、節電。それらのテーマは本来ならば経済産業省が一手に引き受けて行なうべきところだが、原発事故処理を抱えてそれどころではないというか、経産省には任せておけないという政府与党内の空気を背景に、国家戦略室がこの問題を買って出ようとしている。事実、20日の記者会見では、玄葉担当大臣が次のように長広舌をふるった。

 電力不足に対する懸念は常につきまとうわけで、そのことに対して地に足のついたロードマップをつくっていくことが求められているが、まず、エネルギー政策のあるべき姿を描いた上で、そのための様々な手段について考えていきたい。

 国家戦略室が主導するというのは、やはり経済産業省のみならず、環境省も関連をしいますし、どうしても経済産業省についてはこれまでややもたれ合いといった構図も見られるわけなので、まさに俯瞰的な立場からエネルギー政策の方向性を定めていきたいと考えている。玄葉大臣、ヤル気満々である。

 経済の先行きには厳しいものがあるが、大切なことはこれから日本がしっかりと再生していく道筋を示していくことだ。そのために新成長戦略の質的転換を図る、その最大のキーになるのがエネルギーと環境戦略になる。

 単純に節電という話ではなくて、技術革新の話に入っていくということが必要だ。1つは短期的に大切なこととして、既存の技術の集中投入をやはりこの二、三年でしっかりやっていくこと。それには太陽電池の蓄電池もあるし、LEDもあるが、高くてなかなか普及しない。ガスヒートポンプもある。さらに、実用化一歩手前の技術をどのように実用化させるかという問題などに集中をしていくことも大切だ。

 いずれにしても、中長期の革新的な技術開発が必要で、これはいわば非連続型であり、民間企業の9割はその研究開発投資を既存技術の改良に投入しているので、そういう意味では国家プロジェクトで進めていかなければいけない。

 なかなか堂々たる構想であり、一閣僚というより首相クラスの弁舌である。これだけを聞いていると、本気で「ポスト菅」を目指しているかのようである。

 個人的な考えだが、3つの革命ということを言っている。つまりは、電池の革命とエネルギーロスの革命、つまりエネルギーロスを限りなくゼロにするという話だ。もう一つは、材料の革命ということを言っている。そういったことが今までよりもどれだけ前倒しで実現できるかがとても大事なポイントである。

 いや、この人マジで国家戦略ならぬ、自らの政権戦略をも想い描いているようである。もちろんそれは政治家として悪いことではない。だが、それは大震災の復旧・復興と、原発事故の収束を完全にやり遂げることによってしか現在化しないことも、政治の厳然たる事実であろう。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 17:55 | 政治・経済