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2012年01月10日

クラウド名刺管理サービスを企画・開発・販売する三三株式会社の磯山江梨さんに聞く

【三三株式会社の広報担当・磯山江梨さんに聞く】

★「名刺」をクラウドで共有し新たな価値創造、企業の収益向上に貢献

クラウド名刺管理サービスの企画・開発・販売する三三株式会社の磯山江梨さんに聞く 「名刺」に内在する「情報としての価値」、「ソーシャルな価値」を引き出し新たな価値創造をビジネスとする「三三株式会社」(非上場)。既存の価値観に捉われない自由な発想・想像力をいっそう進化させる取り組みとして徳島県の自然豊かな田舎に「神山ラボ」を開設。テレビ等でも紹介され話題となっている。同社の広報担当・磯山江梨さんに聞いた。

★IT企業の「三三株式会社」が徳島の古民家に「神山ラボ」開設

――御社の社名や事業には大いに関心があります。まず、その前にテレビで紹介された徳島県の山村にオフィスを開設されたことについてお願いします。どのようなところですか。

 【磯山さん】 徳島市から車で約40分の神山町という所です。山に囲まれた自然いっぱいのところで、当然ですが空気がおいしいですね。とくに、地元のみなさんがたいへん優しい方ばかりです。お遍路さんの順路ということもあって、よその人を受け入れる優しさが根付いている印象です。

――オフィスを開設されたのは、いつからですか。

 【磯山さん】 2010年10月です。古い民家を利用してサテライトオフィス「神山ラボ」を開設しました。最初はトライアル期間ということで、1回の滞在期間をプロジェクトごとに数週間から数ヶ月として、エンジニアをはじめマーケティング、管理部門等述べ20名以上の社員が滞在してきました。トライアル10ヶ月間での仕事の状況や日常の生活などを検討した上で昨年8月から正式運用を開始しました。

★三井物産出身、シリコンバレー勤務経歴の寺田社長が創業

――なぜ、神山町でしたか。

 【磯山さん】 弊社の企業理念に「顧客の働き方に革新を起こす」というキーワードがあります。それを自ら体現するべく新しい働き方を模索する中で「人をコンテンツとしたクリエイティブな田舎づくり」の活動をされているNPO法人グリーンバレーさんとのご縁があり、「せかいのかみやま」というコンセプトに共感しました。また、弊社の創業者(寺田親弘社長)が三井物産に勤めていた頃にシリコンバレー駐在の経験があり、都会に縛られない働き方をした体験から「新しい働き方」に対する思いもありました。神山町が光ファイバーを各家庭まで敷設して情報整備が進んでいたことで、IT関係のビジネスを手がけている弊社には情報環境の整っていることがオフィスを開設する決め手となりました。

――仕事、日常生活への不便はありませんか。

 【磯山さん】 仕事面では東京のオフィスとまったく変わりません。東京本社ではクラウドを活用し、場所にとらわれず、「いつでもどこでも仕事ができる」次世代型のワークスタイルを取り入れています。神山オフィスでも高速のインターネットで繋がっていますから、本社とのミーティングはSkypeのビデオ通話機能や社内ツィッターを使用、VPN回線で東京オフィスとまったく同じ開発環境を実現しています。現地での生活は、東京に比べると交通などは当然不便です。食事は基本的に自炊です。最初は徒歩と自転車でしたが、今は車を購入しています。近くにある温泉に毎日通って、癒されています。地元の町おこしのイベントなどにも積極的に参加して地元の皆さんとも親交を深めています。

――社名の「三三」(さんさん)には、どのような思いが込められていますか。

 【磯山さん】 Six Degrees of Separationという言葉があります。「6次の隔たり」と訳されます。6人の人を介することで世界中の誰とでも繋がることができるという意味です。近年では、ITなどソーシャルサービスの発達で6次が「3次」に近づいているといわれています。弊社は「名刺」を基本に人との繋がりをベースとしたビジネスを展開していることから、「三」を2つ並べることで人との繋がりを表しています。

――御社の事業はどのようなものですか。会社の沿革と併せてご紹介下さい。

 【磯山さん】 弊社は創業時より、法人企業様向けに、名刺をデータ化してクラウド上で共有・活用し、企業の収益向上につなげるサービス「Link Knowledge(リンクナレッジ)」を展開しています。ユーザー企業様にスキャナとタッチパネル式PCを貸出し、名刺のデータ化と名刺管理、顧客管理、営業管理の為のクラウド型ソフトウェアを提供しています。従業員数は約50名です。設立は2007年6月です。創業者の寺田が商社マン時代に多くの方と出会って受け取った名刺の管理が大変だったという思いと、新規開拓などの場合、社内で「声を掛けてくれれば紹介したのに」というケースがあって、社内の人脈を可視化し共有できないかという思いを持ち続けていたことがサービスの原点です。

――サービスの流れを詳しく教えてください。

 【磯山さん】 ユーザーが名刺をスキャンすると、その画像がインターネットを経由して弊社のサーバーに送られ、専属オペレーターの二重入力により正しくデータ化されます。データベース化された名刺情報はパソコン、スマートフォン、携帯などから利用できます。組織として、名刺を中心とした情報共有、顧客管理、営業管理を実現するほか、即時性が求められる人事異動情報、ニュースの配信まで実装しています。人事異動情報の通知機能では特許も取得しています。社内で情報を共有でき、営業活動において有力な武器となります。

――お得意先はどの程度ありますか。

 【磯山さん】 現在、約600社の企業に導入いただいています。

――「世界に向けて」というお話でした。計画をお持ちですか。

 【磯山さん】 はい、今年はリンクナレッジの英語版を発表し、海外市場への進出を計画しています。アメリカに拠点もつくりたいと思っています。法人向けサービスであるリンクナレッジに加えて、個人向け名刺管理サービスも開発しており、こちらは日本語版・英語版をリリースする予定です。世界では、年間数百億枚の名刺が交換されているそうです。しかし、IT化がこれだけ進む世界にあって名刺は未だに紙です。弊社は紙の名刺に内在する「情報としての価値」、「ソーシャルな価値」を引き出し、ビジネスにおける新たな価値を提供することを目指しています。世界に通ずる新市場を創出し21世紀の日本の未来づくりに貢献することが私たちの願いです。

――ありがとうございました。

 【編集後記】 「三三」という珍しい社名に関心を抱いて訪問した。磯山さんの「6次の隔たり」の説明で納得。筆者も「名刺」交換は多く、管理はけっこうたいへん。いくらITが進んでも今後も「名刺」はなくならないだろう。きわめてアナログ的な「名刺」を、デジタル化して企業の資産として収益に繋げるビジネスに有望性を感じた。田舎にオフィスをつくって付加価値をつけるというやり方もうなずける。磯山さんに通された部屋は中国風の応接室、他に日本風と洋風の部屋があり、世界で事業を展開するという思いが込められているという。

■三三株式会社
 http://bit.ly/wZ16nL

■名刺管理クラウドサービス「Link Knowledge(リンクナレッジ)」
 http://bit.ly/wNdySy

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 15:06 | 特集