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2013年12月19日

【人】臼田依正さん:三木証券第二営業部のベテラン営業マン&全日本居合道連盟範士8段

■昭和最後の相場師・『ギューチャン』こと佐藤和三郎氏に師事し相場道極める

人・ひと すごい人である。82歳で証券外務員営業の第一線で活躍、しかも、全日本居合連道盟範士8段という腕前の持ち主である。

 まず、証券営業の腕前から紹介しよう──。

 臼田さん、ネットも自在に扱われていますか。「いいえ、私はネットをいっさい使いません。情報収集は、もっぱら紙の資料と電話中心です。別に不自由はありません」。

臼田 それで、よく営業ができるものだと思われるが、しかし、三木証券で70数名の外務員営業社員の中で成績は常にトップクラスの凄腕というからすごい。実は、それには深い理由(わけ)がある。その前に外務員営業について少し触れておきたい。外務員営業とは歩合外務員ともいう。長く大切にしている自分の顧客から株売買の注文取次ぎを行う。証券会社との間では正社員ではなく手数料収入の何割かを受け取るという契約社員の形となっている。顧客との厚い信頼関係と、しっかりした相場観がなくては成り立たない仕事である。

 なぜ、相場に強いのだろうか。「そうですね、獅子文六の小説『大番』の主人公となった佐藤和三郎氏に師事したことが大きいと思います」という。佐藤和三郎氏は、昭和時代最後の相場師といわれ、常に強気姿勢を貫くことから『ギューチャン』(牛ちゃん)と呼ばれたという。合同証券を設立し、臼田氏も合同証券に勤務した。臼田氏に、もっと詳しく相場道を尋ねたいところだが、話を向けてもにっこりされるだけで多くは語ってもらえない。

■居合道に加え英語も堪能の82歳、90歳までは現役貫く

臼田

 ただ、「株の基本は長期投資と思っています。日本は資本主義の国です。それに、安倍政権は長期政権が期待できそうですから、もっと多くの人が株式投資に参加してもらいたいものです。私は、これからも90歳を目標にがんばります」、とにこやかに微笑まれる。

 その微笑み、きりっとした振舞いは、居合道からきているようだ。「日本刀の鑑定をやったのがきっかけで居合いは26年やっています。無双直伝英信流の範士8段ですが、今度9段を受けたいと思っています」。背筋はすーっと伸び、肩の力は入れ過ぎでもなく抜き過ぎるでもない。昔の剣士はこうだったのだろうかと思う。

 「昔は、水に一晩浸したワラを真剣で切ったものです。もちろん、今は禁止されています。左上から右に切るのが、いちばんきれいに切れますが、真横に切るのがもっとも難しいですね。それに血ぶりという動作や居合いで刀を抜くと同時に鞘を引く動作も大切で難しいものです」。血ぶり、鞘の扱いを見せてもらった。流れるような動きに見とれてしまった。

 出身は群馬県藤岡市。「高崎商校を出てすぐに英語を身につけたい一心で先輩のいた強羅ホテルに就職しました。アメリカ軍に接収されていましたから将校などとの会話で英語は身につきました。強羅ホテルに近い強羅花壇の女将が佐藤和三郎さんの奥さんであったことから、佐藤和三郎さんを紹介され、ここで私の人生が決まりました。佐藤和三郎氏に師事し今日まで証券界で働かせてもらっています」という。

 言葉の端はしに飛び出す英語は流暢で、こちらも居合道並の腕前とお見受けした。相場の歴史を肌身で知る臼田氏にできるだけお会いさせていただいて学ばせていただきと思った次第である。(犬丸正寛)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:31 | 人・ひと