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2014年01月08日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】神鋼商事は昨年来高値更新して堅調推移、依然として割安感強く上値追いの流れ

 鉄鋼・非鉄金属関連商社の神鋼商事<8075>(東1)の株価は昨年来高値を更新して堅調に推移している。依然として指標面の割安感が強く、好業績も評価して上値を追う流れだろう。11年2月高値を突破すれば一段高となりそうだ。

 鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などを扱う商社である。13年6月発表の中期経営計画(14年3月期〜16年3月期)では、神戸製鋼所<5406>グループの中核となるグローバル商社を目指し、経営数値目標として16年3月期売上高1兆円、経常利益90億円、海外取引比率40%以上を掲げている。日系自動車部品メーカーの素材調達に対応したメキシコ現地法人設立、インドの建設機械向け鉄鋼厚板加工工場稼働などグローバルビジネスを加速させている。

 今期(14年3月期)連結業績見通し(9月13日に売上高、営業利益、純利益を減額、経常利益を増額修正)については、売上高が前期比10.4%増の8500億円、営業利益が同6.3%増の58億円、経常利益が同9.1%増の53億円、純利益が同54.2%増の29億円としている。中国やインドでの新規事業の創業費用発生で営業利益を減額したが、増収増益見込みだ。純利益は過年度法人税の一巡も寄与する。

 自動車生産や粗鋼生産の増加を背景として鉄鋼セグメント、鉄鋼原料セグメント、非鉄金属セグメントが堅調に推移している。さらに期後半に向けての市況改善も期待される。来期(15年3月期)も鉄鋼関連の好調が続き、やや低調だった機械・情報セグメントも設備投資需要の回復が期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、高値更新の展開が続いている。12月11日の238円から12月25日の221円まで一旦は反落したが、足元では切り返しの動きを強めて、1月6日には昨年来高値となる239円まで上伸した。好業績見通しを評価する動きだろう。

 1月7日の終値234円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円75銭で算出)は7〜8倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.6%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS335円84銭で算出)は0.7倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって上昇チャネルを形成している。指標面には依然として割安感が強く上値を追う流れだろう。月足チャートで見ると安値圏ボックス展開から上放れの動きであり、11年2月の240円を突破すれば一段高となりそうだ。(ジャーナリスト&アナリスト水田雅展)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:21 | アナリスト水田雅展の銘柄分析