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2014年01月09日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】アートスパークホールディングスは調整一巡、再動意、11月高値試す

 グラフィクス制作支援や電子書籍関連のアートスパークホールディングス<3663>(東2)の株価は、調整が一巡して再動意の構えを見せている。目先的には乱高下の可能性もあるが、強基調に転換して11月の高値を試すだろう。

 セルシスとエイチアイが12年4月に統合した持株会社で、電子書籍ビューア「BS Reader」やグラフィクスソリューションなどのコンテンツソリューション事業、グラフィクスコンテンツ制作支援ツールなどのクリエイターサポート事業、3Dグラフィックス描画エンジンなどミドルウェア関連のUI/UX事業を展開している。両社の高度なグラフィクス技術を結集してシナジー効果を最大化することを重点戦略に掲げている。

 マンガ制作ソフト「ComicStudio」はデジタル制作マンガのほぼすべてに使用され、2001年の販売開始から世界累計出荷本数が160万本を超える代表的なマンガ制作ソフトである。13年11月にはセルシスが提供する電子書籍ビューア「BS Reader for Browser」が、インフォコム<4348>グループでキャリア公式メニュー1位独占の「めちゃコミック」を運営するアムタスの新電子書籍配信サービス「ekubostore」に採用された。

 なお13年12月には、エイチアイがゼットエムピー(ZMP)の第三者割当増資3億円のうち20百万円を引き受けた。ZMPが持つロボットカー関連技術で培われた車両情報の的確な入出力制御ノウハウと連携することで、運転支援ソリューションの有機的融合を早期に実現するとしている。

 前期(13年12月期)の連結業績見通しは売上高が37億円、営業利益が1億円、経常利益が95百万円、純利益が90百万円としている。販売活動の強化や事業構造改革の効果などで黒字化見込みだ。なお11月19日に投資有価証券売却益2億87百万円の計上を発表している。今期(14年12月期)についてはコンテンツソリューション事業の好調に加えて、クリエイターサポート事業とUI/UX事業の収益改善も期待されるだろう。

 株価の動きを見ると、11月19日の戻り高値1020円から反落して12月24日の602円まで調整したが、その後は切り返しの動きを強めている。そして1月8日はストップ高水準となる前日比150円(21.19%)高の858円まで急伸した。調整が一巡して再動意の構えだ。

 1月8日の終値858円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS13円56銭で算出)は53倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認し、さらに13週移動平均線を一気に突破した。目先的には乱高下の可能性もあるが、調整が一巡して強基調に転換した形であり、昨年11月の高値を試すだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:15 | アナリスト水田雅展の銘柄分析