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2014年01月28日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】神鋼商事は昨年高値突破後は水準切り上げの動き、全般地合い悪化で一旦反落だが、割安感強く上値追いの流れに変化なし

 鉄鋼・非鉄金属関連商社の神鋼商事<8075>(東1)の株価は昨年5月高値を突破して水準切り上げの展開だ。足元は全般地合い悪化の影響で反落しているが、指標面の割安感が強く大勢として上値を追う流れに変化はないだろう。第3四半期累計(4月〜12月)業績発表が接近して期待感が高まる可能性もあるだろう。

 鉄鋼製品、鉄鋼原料、非鉄金属、機械・情報、溶接材料・機器などを扱う商社である。13年6月発表の中期経営計画(14年3月期〜16年3月期)では数値目標として16年3月期売上高1兆円、経常利益90億円、海外取引比率40%以上を掲げている。神戸製鋼所<5406>グループの中核となるグローバル商社を目指し、日系自動車部品メーカーの素材調達に対応したメキシコ現地法人設立、インドの建設機械向け鉄鋼厚板加工工場稼働などグローバルビジネスを加速させている。

 今期(14年3月期)連結業績見通し(9月13日に売上高、営業利益、純利益を減額、経常利益を増額修正)については、売上高が前期比10.4%増の8500億円、営業利益が同6.3%増の58億円、経常利益が同9.1%増の53億円、純利益が同54.2%増の29億円としている。中国やインドでの新規事業の創業費用発生で営業利益を減額したが、自動車生産や粗鋼生産の増加を背景として鉄鋼セグメント、鉄鋼原料セグメント、非鉄金属セグメントが堅調に推移する。純利益は過年度法人税の一巡も寄与する。来期(15年3月期)も鉄鋼関連の好調が続き、機械・情報セグメントは設備投資需要の回復が期待される。

 株価の動きを見ると、昨年11月に5月高値223円突破した。以降は水準切り上げの展開となり、1月21日には243円まで上値を伸ばしている。足元では高値圏から急反落の形となって1月27日に222円まで調整したが、全般地合い悪化の影響を受けたようだ。

 1月27日の終値223円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS32円75銭で算出)は6〜7倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS335円84銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を割り込んだが、週足チャートで見ると26週移動平均線がサポートラインとなって強基調の形だ。指標面の割安感が強く上値を追う流れに変化はないだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:51 | アナリスト水田雅展の銘柄分析