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2014年02月12日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】クレスコは好業績を評価する流れに変化なく上値追い

■高値圏で堅調推移

 受託ソフトウェア開発のクレスコ<4674>(東1)の株価は高値圏で堅調に推移している。2月上旬には全般地合い悪化の影響も受けたが、素早く切り返しの動きを強めている。好業績を評価する流れに変化はなく上値追いの展開だろう。

 ソフトウェア開発(ビジネス系)事業を主力として、組込型ソフトウェア開発事業、その他事業(商品・製品販売など)を展開し、収益力向上に向けてERPコンサルティング、オンラインストレージサービス、クラウド関連サービスを強化している。さらに、得意分野を持つビジネスパートナーとのアライアンスやM&Aを積極活用して、グループ子会社の再編にも取り組む方針だ。

 13年4月にはソリューション事業のクリエイティブジャパンを完全子会社化し、企業コンサルティング事業のエル・ティー・エスを持分法適用会社化した。13年9月には三谷産業<8285>とクラウドサービス事業で協業体制を構築した。また13年12月には、インターネットコミュニケーションサービス事業を展開する連結子会社クレスコ・コミュニケーションズの株式を、同社の代表取締役に譲渡すると発表した。

 2月7日発表の今期(14年3月期)第3四半期累計(4月〜12月)連結業績は前年同期比14.7%増収、同15.3%営業増益、同27.2%経常増益、同37.0%最終増益だった。セグメント別に見ると、組込型ソフトウェア開発事業が増収ながら採算低下などで営業減益だったが、主力のソフトウェア開発事業が同16.2%増収、同23.2%営業増益となり全体を牽引した。主力の金融分野や公共サービス分野が好調で、クリエイティブジャパンの子会社化も寄与した。

 通期見通しは前回予想を据え置いて売上高が前期比15.6%増の220億円、営業利益が同13.5%増の14億10百万円、経常利益が同8.5%増の15億30百万円、純利益が同12.5%増の8億60百万円としている。ソフトウェア開発事業は金融分野や公共サービス分野、組込型ソフトウェア開発事業は通信システム分野や情報家電分野が好調のようだ。クリエイティブジャパンの連結も寄与する。第3四半期累計の進捗率は売上高が71.5%、営業利益が68.7%、経常利益が78.5%、純利益が83.6%である。第4四半期(1月〜3月)の比率が高い収益構造を考慮すれば高水準だろう。通期上振れ余地がありそうだ。

 なお13年11月25日に発表した自己株式取得(取得株式総数の上限40万株、取得価額総額の上限3億4百万円、取得期間13年11月26日〜14年5月30日)については、14年1月31日時点の累計で取得株式総数3万株、取得価額総額2717万8700円となっている。

 株価の動きを見ると、昨年11月の自己株式取得発表を好感して750円〜800円近辺のモミ合いから上放れの展開となり、昨年5月高値894円を一気に突破して12月9日の1045円まで急伸した。その後は上げ一服の展開だが高値圏で堅調に推移している。全般地合い悪化の影響を受けた2月上旬には900円近辺まで調整したが、素早く切り返して第3四半期累計業績発表翌日の2月10日には970円台まで戻している。好業績を評価する流れに変化はないようだ。

 2月10日の終値976円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS79円90銭で算出)は12〜13倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間26円で算出)は2.7%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS786円92銭で算出)は1.2倍近辺である。週足チャートで見ると2月上旬の調整は13週移動平均線近辺から反発した。サポートラインを確認した形であり、自律調整を挟みながら上値追いの流れだろう。(ジャーナリスト&アナリスト)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:19 | アナリスト水田雅展の銘柄分析