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2014年03月25日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】IMVは出直りの動き、エコカー関連等で1月の戻り高値目指す

 振動試験・計測装置のIMV<7760>(JQS)の株価は、全般地合い悪化の影響を受ける場面があったが、出直りの動きを強めている。エコカー関連や防災・減災関連などのテーマ性も支援材料であり、1月の戻り高値を目指す展開だろう。

 振動に係る試験・計測装置や振動問題に対するコンサルティングなど、総合環境シミュレーション業界のリーディングカンパニーである。振動シミュレーションシステム(振動試験装置)のDSS事業を主力として、メジャリングシステム(振動計測装置、振動監視装置、地震監視装置)のMES事業、テスト&ソリューションサービス(振動試験受託)のTSS事業を展開している。

 12年12月に新製品の無線型振動計測装置「カードバイブロAir2」を発売し、大手計装システムメーカーと安全計装(監視システム)関連の共同開発も進めている。今後は海外展開を強化する方針で、DSS事業では13年2月にIMVヨーロッパ(英国)を設立し、13年5月に中国・上海の駐在員事務所を開設した。MES事業では地震頻度の高いフィリピンやトルコへ進出する方針だ。

 今期(14年9月期)の連結業績見通しは前回予想(11月13日公表)を据え置いて、売上高が前期比14.4%増の70億円、営業利益が同8.1%増の7億円、経常利益が同3.6%減の7億円、純利益が同4.2%減の4億30百万円としている。自動車関連や宇宙航空関連を中心として受注が好調であり、名古屋ラボへの大型試験装置設置も寄与する。増収効果で海外展開強化に伴う人件費の増加、成長に向けた研究開発投資の増加、減価償却費の増加などを吸収して営業増益見込みだ。品目別に見るとDSS事業は同17.9%増収、MES事業は同4.2%増収、TSS事業は同10.1%増収の計画だ。

 第1四半期(10月〜12月)は、DSS事業で多軸振動シミュレーションシステムの大型案件が少なかったことなどで減収営業減益だったが、通期見通しに対する進捗率は売上高が25.2%、営業利益が48.6%、経常利益が53.3%、純利益が53.3%と高水準である。設備投資・研究投資関連で上期の構成比が高い収益構造だが、通期上振れの可能性もあるだろう。

 株価の動きを見ると、利益確定売りや2月上旬の全般地合い悪化の影響で、1月16日の戻り高値409円から2月7日の301円まで調整する場面があった。ただし素早く切り返しの動きとなって2月27日に385円、さらに3月7日には397円まで戻した。足元は360円〜380円近辺で上げ一服の形だが、出直りの流れに変化はないだろう。

 3月24日の終値372円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS26円31銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間5円で算出)は1.4%近辺、実績PBR(前期実績の連結BPS188円83銭で算出)は2.0倍近辺である。週足チャートで見ると26週移動平均線を回復した。上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなって1月戻り高値409円、さらに昨年7月高値438円を目指す展開だろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:33 | アナリスト水田雅展の銘柄分析