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2014年05月20日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヨコレイは売り一巡してレンジ下限から切り返し

 冷蔵倉庫大手のヨコレイ<2874>(東1)の株価は、5月14日の第2四半期累計(10月〜3月)業績発表を受けて急反落したが、モミ合いレンジ下限に到達した形であり、売り一巡して切り返しのタイミングだろう。14年9月期増収増益見通しで通気上振れ期待が高く、指標面での低PBRも支援材料だ。

 冷蔵倉庫事業を主力として、水産品・畜産品・農産品などの食品販売事業も展開している。第4次中期経営計画(12年9月期〜14年9月期)では、重点戦略として低温物流サービスの戦略的ネットワーク展開やドメイン拡充を掲げ、物流アウトソーシングサービスを軸とした総合低温物流への取り組みを強化している。

 総合低温物流サービスでは冷蔵倉庫事業の能力増強を推進し、14年4月に北海道小樽市・石狩第2物流センターが竣工した。さらに14年6月竣工予定で大阪市・夢洲物流センター(仮称)、14年10月竣工予定で宮崎県都城市・都城第2物流センター(仮称)を建設中だ。海外はASEAN地域への事業展開を本格化して14年2月にタイのワンノイ物流センター2号棟が竣工し、さらに15年7月竣工予定でタイのバンパコン第2物流センター(仮称)を新設する。

 5月14日発表の今期(14年9月期)第2四半期累計(10月〜3月)連結業績は売上高が前年同期比21.2%増の681億46百万円、営業利益が同16.5%増の26億68百万円、経常利益が同10.4%増の26億48百万円、純利益が同8.8%増の16億14百万円だった。冷蔵倉庫事業、食品販売事業とも堅調に推移した。増収効果に加えて販管費圧縮などの効果も寄与した。売上総利益率は9.29%で同0.90ポイント低下したが、販管費比率は5.37%で同0.74ポイント改善した。

 セグメント別動向を見ると、冷蔵倉庫事業は売上高が同2.7%増の110億41百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同3.7%増の28億60百万円だった。景気回復を背景として荷動きが活発だった。平均保管在庫量は同1.4%減少したが、入庫取扱量は同3.0%増加、出庫取扱量は同0.3%増加した。食品販売事業は売上高が同25.6%増の570億88百万円、営業利益が同75.5%増の7億57百万円だった。水産品の市況が高値圏で推移し、農産品の利益率改善も寄与した。

 通期の見通しは前回予想(13年11月14日公表)を据え置いて売上高が前期比9.5%増の1300億円、営業利益が同20.7%増の45億円、経常利益が同18.2%増の45億円、純利益が同8.3%増の25億円としている。新規物流センター稼働で償却負担が増加するが、冷蔵倉庫事業の貨物取扱量が高水準で推移し、食品販売事業では市況上昇や回転率重視の施策が寄与して営業損益が改善する。第2四半期累計の進捗率は売上高が52.4%、営業利益が59.3%、経常利益が58.8%、純利益が64.6%と高水準であり、通期増額の可能性が高いだろう。

 株価の動きを見ると、4月11日の直近安値780円から一旦切り返して5月14日に834円まで戻す場面があったが、5月14日の取引時間中に発表した第2四半期累計の増収増益に対して反応薄となり、翌5月15日に急反落した。地合い悪化も影響して5月16日には786円、5月19日には785円まで調整した。しかし4月安値780円を割り込むことなく、5月19日には前日比プラス圏に切り返す場面もあり、目先的な売り一巡感を強めている。

 5月19日の終値785円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS48円31銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.5%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS1114円84銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、770〜780円円近辺で下値固めが完了して徐々にモミ合いレンジを切り上げている。足元はレンジ下限に到達して切り返しのタイミングだろう。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:39 | アナリスト水田雅展の銘柄分析