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2014年06月13日

【木村隆のマーケット&銘柄観察】住友金属鉱山は今期大幅増額が有力、来期以降も増益基調を継続

木村隆のマーケット&銘柄観察 住友金属鉱山<5713>(東1)が強気買いのタイミングを迎えている。最近のニッケル価格の上昇を踏まえ、ここへきてアナリスト筋が今2015年3月期の業績を大幅に増額修正、見直し人気の加速が想定される状況となってきた。

 ニッケルについては、インドネシアが鉱石輸出規制を行いニッケル鉱石の輸出を停止したことから供給不足を懸念した買いが膨らみ価格を押し上げている。4月。5月、そして6月と市況は連続して上昇している。海外プロジェクトであるフィリピン・タガニートのニッケル生産の本格稼働により、ニッケルの販売増が想定されているだけに市況上昇の業績への寄与は大きい。金価格の出直りも合わせ、ニッケル、金、銅のすべてで、会社側の前提を上回っている状況だ。

 そのため、会社側見通しの今3月期の営業利益930億円に対し、アナリスト筋の見方は1110億円(前期754億円)にアップするとの見通しだ。

 海外プロジェクトは、資源部門では銅の新規開発鉱山ではチリのシエラゴルダ鉱山で開発を行っており、2014年の操業開始を予定している。既存鉱山では鉱区拡張により米国のモレンシー鉱山とペルーのセロ・ベルデ鉱山で銅の増産を計画している。

 製錬部門では、フィリピンでニッケル製錬のタガニート・プロジェクトを推進中である。2013年12月に商業生産を開始し順次操業度を上げている。生産は2016年に向け増産ピッチを上げる計画で、生産の増加が利益に貢献するものと考えられる。

 こうした海外プロジェクトの稼働により、今期の大幅増益に続き、2016年3月期以降も増益基調を引き継ぐ見通しにある。それにも関わらずPBRは0.97倍と1倍割れの低水準にとどまっている。本格上昇への期待も大きい。(木村隆:日本証券新聞取締役編集局長を経て株式評論家)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 14:04 | 木村隆のお宝銘柄