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2014年06月26日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ソフトクリエイトHDは5月直近安値で底打ち、上放れて強基調に転換

 ECサイト構築ソフトのソフトクリエイトホールディングス<3371>(東1)の株価は、800円〜850円近辺のモミ合いレンジから下放れて5月20日に740円まで下押す場面があったが、すぐに切り返しの展開となって6月19日の905円まで上伸した。5月20日安値で底打ちし、モミ合いから上放れて強基調に転換した形であり、中期成長力を評価して出直り展開だろう。

 ECソリューション事業(ECサイト構築ソフト「ecbeing」の販売からECサイト構築・運用支援、データセンターでのホスティングサービス提供、ECプロモーション提供までの総合サービス)を主力として、SI事業(自社グループ開発ソフトの販売、基幹系システムの受託開発など)、物品販売事業(法人向けIT機器販売など)も展開している。

 顧客のEC事業立ち上げ時の戦略コンサルティングから、ECサイト構築・運用支援、さらにリスティング広告・SEO対策などのプロモーションサービスまで総合的なサービスを提供していることが強みだ。ECサイト構築実績は前々期(13年3月期)までの累計で国内断トツ首位の750社超に達している。

 ECサイト構築実績の積み上げに伴ってストック型収益が拡大基調であり、Webプロモーション(ネット広告)分野などデジタルマーケティング市場にも積極展開する方針だ。アライアンス戦略では13年5月に日本ユニシス<8056>と資本・業務提携、13年9月に東芝テック<6588>と業務提携した。

 今期(15年3月期)の連結業績見通し(5月9日公表)は売上高が前期比4.3%減の115億円、営業利益が同2.2%増の15億01百万円、経常利益が同0.6%増の15億10百万円、純利益が同4.8%増の8億円で、配当予想は同1円増配の年間18円(第2四半期末9円、期末9円)としている。

 物品販売事業でウインドウズXPサポート終了に伴う買い替え需要の反動減や消費増税の影響を見込んでいる。ただし主力のECソリューション事業は、中堅・大手優良企業のECサイト構築需要の増加に伴って、ECサイト構築ソフト「ecbeing」の販売やカスタマイズが好調に推移し、ストック型収益が拡大する。さらにネット広告需要の増加でデジタルマーケティングビジネスも拡大する。開発費、広告宣伝費、人件費などの増加を吸収して営業増益見込みだ。

 EC市場が拡大基調であることを考慮すれば、今期業績見通しには上振れ余地があり、国内断トツ首位のECサイト構築実績を武器として中期的に収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、800円〜850円近辺のモミ合いレンジから下放れの形となって、5月20日に740円まで下押す場面があった。しかしすぐに切り返しの展開となり、6月19日には905円まで上伸した。5月20日の安値で底打ちして出直り態勢のようだ。

 6月25日の終値877円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS59円55銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.1%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS419円95銭で算出)は2.1倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線を回復して上伸した。週足チャートで見るとモミ合い展開から上放れて26週移動平均線突破の動きを強めている。強基調に転換して出直り展開だろう。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:48 | アナリスト水田雅展の銘柄分析