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2014年07月15日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】クレスコは13年秋起点の上昇トレンドで高値更新の展開

 受託ソフトウェア開発のクレスコ<4674>(東1)の株価は、高値更新の展開で6月30日には1311円まで上値を伸ばした。足元は上げ一服の形で7月11日に1206円まで一旦反落したが、13年秋を起点とする上昇トレンドに変化はなく、好業績を評価して上値追いの展開だろう。目先的な過熱感が解消して再動意のタイミングのようだ。

 ビジネス系のソフトウェア開発事業を主力として、組込型ソフトウェア開発事業、その他事業(商品・製品販売など)も展開している。重点施策としては品質マネジメント力の向上、新ビジネスモデルの創出、グループ連携強化による収益性改善、ニアショア・オフショア化(地方分散開発体制強化と海外開発体制整備)の推進などを掲げ、特にクラウド関連ソリューションやオリジナル製品(インテリジェントフォルダ、クレアージュなど)の拡販、組込型ソフトウェア開発事業の再構築などを推進している。

 得意分野を持つビジネスパートナーとのアライアンス戦略やM&A戦略も積極活用する方針で、13年4月にソリューション事業のクリエイティブジャパンを完全子会社化し、企業コンサルティング事業のエル・ティー・エスを持分法適用会社化した。13年9月には三谷産業<8285>とクラウドサービス事業で協業体制を構築した。14年3月には、法人向け電子マニュアル/電子カタログサービス分野でゴマブックスと戦略的提携し、企業内文書デジタルサービス「Creage for Digital Publishing」の提供を開始した。

 14年6月には、SAP基幹業務を手軽にモバイル化して業務効率を向上させる新ソリューション「Mobick(モビック)」の販売を開始した。マルチデバイス対応で、専用ハンディターミナルシステムから汎用タブレットを利用したモバイルシステムへの変更、外出先からの営業日報作成やワークフロー承認が可能になるなど、業務効率を格段に向上させるソリューションとしている。

 今期(15年3月期)の連結業績見通し(5月7日公表)は、売上高が前期比8.5%増の239億円、営業利益が同15.4%増の16億50百万円、経常利益が同7.3%増の18億円、純利益が同14.7%増の10億80百万円で、配当予想は前期と同額の年間30円(第2四半期末15円、期末15円)としている。前期末の受注残高が前々期末比25.9%増の34億55百万円と高水準であり、主力のソフトウェア開発事業の好調が牽引する。

 国内のIT投資需要は、クラウドやモバイル端末を活用したシステムへの移行、ITシステム基盤の統合・再構築、ビジネスプロセスの可視化・最適化、ビッグデータの分析と活用、仮想化技術の導入、ソーシャル・テクノロジーのビジネス活用などで、高水準に推移することが予想される。今期は基幹系システムや情報系システムの需要が増加する見込みであり、日立グループ関連が主力のクリエイティブジャパンも寄与する。新ソリューション「Mobick」の販売本格化の効果も期待されそうだ。

 株価の動きを見ると、5月23日に1175円を付けて3月高値1170円を突破した。そして6月30日には1311円まで上値を伸ばした。今期増収増益見通しを評価する動きだろう。その後は上げ一服の形となって7月11日に1206円まで一旦反落したが、自律調整の範囲だろう。

 7月14日の終値1230円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS101円46銭で算出)は12倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は2.4%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS849円71銭で算出)は1.4倍近辺である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形であり、13年秋を起点とする上昇トレンドに変化はないだろう。日足チャートで見ると25日移動平均線が接近し、目先的な過熱感が解消して再動意のタイミングのようだ。好業績を評価して上値追いの展開だろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 07:20 | アナリスト水田雅展の銘柄分析