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2014年07月16日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ヨコレイは戻り高値に接近、フシ突破すれば一段高の可能性

 冷蔵倉庫大手のヨコレイ<2874>(東1)の株価は、780円近辺のボックスレンジ下限から切り返しの展開となり、7月8日には850円まで上値を伸ばして3月と4月の戻り高値860円に接近した。ボックス上放れの動きであり、860円近辺のフシを突破すれば一段高の可能性があるだろう。今期(14年9月期)業績見通しに上振れ期待が高く、低PBRも支援材料だ。

 冷蔵倉庫事業を利益柱として、水産品・畜産品・農産品などの食品販売事業も展開している。第4次中期経営計画(12年9月期〜14年9月期)では、重点戦略として低温物流サービスの戦略的ネットワーク展開やドメイン拡充を掲げ、物流アウトソーシングサービスを軸とした総合低温物流への取り組みを強化している。

 総合低温物流サービスでは冷蔵倉庫事業の能力増強を推進し、14年4月に北海道小樽市・石狩第2物流センター、14年6月に大阪市・夢洲物流センターが竣工した。さらに14年10月竣工予定で宮崎県都城市・都城第2物流センター(仮称)を建設中だ。海外はASEAN地域への展開を本格化して14年2月にタイ・ワンノイ物流センター2号棟を新設した。さらに14年3月にはタイ・バンパコン第2物流センター(仮称)を着工(15年7月竣工予定)している。

 今期(14年9月期)の連結業績見通し(13年11月14日公表)は、売上高が前期比9.5%増の1300億円、営業利益が同20.7%増の45億円、経常利益が同18.2%増の45億円、純利益が同8.3%増の25億円で、配当予想は前期と同額の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。

 新規物流センター稼働に伴って償却負担が増加するが、景気回復を背景として冷蔵倉庫事業の貨物取扱量が高水準で推移する見込みだ。子会社タイヨコレイの収益拡大も寄与する。食品販売事業では水産品の市況上昇に加えて、回転率重視の施策が寄与して営業損益が大幅に改善する。セグメント別の計画を見ると、冷蔵倉庫事業は売上高が同7.6%増の230億29百万円、営業利益(全社費用等調整前)が同7.2%増の51億円、食品販売事業は売上高が同10.0%増の1069億61百万円、営業利益が同2.0倍の14億75百万円としている。

 第2四半期累計(10月〜3月)は前年同期比21.2%増収、16.5%営業増益、10.4%経常増益、8.8%最終増益で、計画を上回る増収増益だった。そして通期見通しに対する進捗率は売上高が52.4%、営業利益が59.3%、経常利益が58.8%、純利益が64.6%と高水準である。通期増額の可能性が高いだろう。

 なお株主優待については、毎年9月30日現在の1000株以上保有株主に対して実施している。優待内容は1000株以上〜3000株未満保有株主に対して鮭切身詰め合わせ、3000株以上保有株主に対して北海道産ホタテ・いくらセットを贈呈する。

 株価の動きを見ると、780円近辺のボックスレンジ下限から切り返しの展開となり、7月8日には850円まで上値を伸ばして3月31日と4月2日の戻り高値860円に接近した。好業績を評価してボックスレンジから上放れる動きのようだ。

 7月15日の終値834円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS48円31銭で算出)は17〜18倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.4%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS1114円84銭で算出)は0.7倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線が接近して目先的な過熱感が解消した。また週足チャートで見ると上向きに転じた13週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。強基調に転換した形であり、860円近辺のフシを突破すれば一段高の可能性があるだろう。低PBRも支援材料だ。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:52 | アナリスト水田雅展の銘柄分析