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2014年07月29日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ソフトクリエイトHDは中期成長力を評価して出直りの流れに変化なし

 ECサイト構築ソフトのソフトクリエイトホールディングス<3371>(東1)の株価は、5月安値740円から6月20日の908円まで切り返した。その後は戻り一服の形だが5月安値水準まで下押す動きは見られず、概ね850円〜860円近辺で堅調に推移している。そして7月28日には866円まで上値を伸ばした。中期成長力を評価して出直りの流れに変化はなく、再動意のタイミングだろう。

 ECソリューション事業(ECサイト構築ソフト「ecbeing」の販売からECサイト構築・運用支援、データセンターでのホスティングサービス提供、ECプロモーション提供までの総合サービス)を主力として、SI事業(自社グループ開発ソフトの販売、基幹系システムの受託開発など)、物品販売事業(法人向けIT機器販売など)も展開している。

 顧客のEC事業立ち上げ時の戦略コンサルティングから、ECサイト構築・運用支援、さらにリスティング広告・SEO対策などのプロモーションサービスまで総合的なサービスを提供していることが強みだ。ECサイト構築実績は前々期(13年3月期)までの累計で国内断トツ首位の750社超に達している。

 ECサイト構築実績の積み上げに伴ってストック型収益が拡大基調であり、Webプロモーション(ネット広告)分野などデジタルマーケティング市場にも積極展開している。アライアンス戦略では13年5月に日本ユニシス<8056>と資本・業務提携、13年9月に東芝テック<6588>と業務提携した。

 また7月9日には、当社とエムオーテックスがネットワーク統合管理クラウドサービス「LanScope Cat」新製品Ver.8.0の販売を開始したと発表している。「LanScope Cat」はIT資産管理市場9年連続トップシェア、14年5月末時点で7244社664万クライアント以上の導入実績を持つIT資産管理・ログ監視ツールで、当社は11年から「LanScope Cat」のクラウドサービスを提供している。

 今期(15年3月期)の連結業績見通し(5月9日公表)は売上高が前期比4.3%減の115億円、営業利益が同2.2%増の15億01百万円、経常利益が同0.6%増の15億10百万円、純利益が同4.8%増の8億円で、配当予想は同1円増配の年間18円(第2四半期末9円、期末9円)としている。

 物品販売事業でウインドウズXPサポート終了に伴う買い替え需要の反動減や消費増税の影響を見込んでいる。ただし主力のECソリューション事業は、中堅・大手優良企業のECサイト構築需要の増加に伴って、ECサイト構築ソフト「ecbeing」の販売やカスタマイズが好調に推移し、ストック型収益が拡大基調だ。

 さらにネット広告需要の増加でデジタルマーケティングビジネスも拡大する。開発費、広告宣伝費、人件費などの増加を吸収して営業増益見込みだ。EC市場が拡大基調であることを考慮すれば、今期業績の会社見通しには上振れ余地がありそうだ。国内断トツ首位のECサイト構築実績を武器として中期的に収益拡大基調だろう。

 株価の動きを見ると、5月20日に740円まで下押す場面があったが、すぐに切り返して6月20日の908円まで上伸した。その後は戻り一服の形だが、5月安値水準まで下押す動きは見られず、足元は概ね850円〜860円近辺で堅調に推移している。そして7月28日には866円まで上値を伸ばした。再動意の構えのようだ。

 7月28日の終値863円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS59円55銭で算出)は14〜15倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間18円で算出)は2.1%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS419円95銭で算出)は2.1倍近辺である。週足チャートで見ると、上向きに転じた13週移動平均線が下値を支えながら、26週移動平均線突破の動きを強めている。出直りの流れに変化はなく再動意のタイミングだろう。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:24 | アナリスト水田雅展の銘柄分析