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2014年09月22日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ソフトクリエイトHDは6月戻り高値を突破して上げ足加速、1月高値目指す

 ECサイト構築ソフトのソフトクリエイトホールディングス<3371>(東1)の株価は、6月の戻り高値908円を突破して上げ足を加速し、今期(15年3月期)配当予想の増額修正も好感して9月19日の975円まで上伸した。強基調を確認した形であり、中期成長力を評価して1月高値1169円を目指す展開だろう。

 ECソリューション事業(ECサイト構築ソフト「ecbeing」の販売からECサイト構築・運用支援、データセンターでのホスティングサービス提供、ECプロモーション提供までの総合サービス)を主力として、SI事業(自社グループ開発ソフトの販売、基幹系システムの受託開発など)、物品販売事業(法人向けIT機器販売など)も展開している。

 顧客のEC事業立ち上げ時の戦略コンサルティングから、ECサイト構築・運用支援、さらにリスティング広告・SEO対策などのプロモーションサービスまで総合的なサービスを提供していることが強みだ。ECサイト構築実績は前期(14年3月期)までの累計で中堅・大手優良企業向けを中心に国内断トツ首位の826社に達し、ECサイト構築実績の積み上げによるストック型収益が拡大基調である。

 中期成長戦略としては、単なるECシステム提供企業からeビジネス総合デベロッパーへの発展を目指して、インターネット広告や運用支援などデジタルマーケティング市場にも積極展開してビジネス領域を拡大している。9月10日にはクラウドスタイルのファイルサーバ「ファイルサーバon SCCloud」の提供を開始すると発表した。アライアンス戦略では13年5月に日本ユニシス<8056>と資本・業務提携、13年9月に東芝テック<6588>と業務提携している。

 今期(15年3月期)の連結業績見通しは、前回予想(5月9日公表)を据え置いて売上高が前期比4.3%減の115億円、営業利益が同2.2%増の15億01百万円、経常利益が同0.6%増の15億10百万円、純利益が同4.8%増の8億円としている。

 配当予想は9月6日に増額修正を発表し、前回予想(5月9日公表)に対して2円増配の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。前期との比較では3円増配となる。

 セグメント別売上高の計画は、ECソリューション事業が同10.9%増の59億円、SI事業が同4.2%減の23億円、物品販売事業が同23.3%減の33億円としている。物品販売事業はウインドウズXPサポート終了に伴う買い替え需要の反動や消費増税の影響を受けるとして減収見通しだ。

 ただし主力のECソリューション事業は中堅・大手優良企業のECサイト構築需要の増加に伴って、ECサイト構築ソフト「ecbeing」の販売やカスタマイズが好調に推移する。期末ECサイト累計構築数は前期末比90増加の916社の計画だ。ネット広告需要の増加でデジタルマーケティングビジネスも拡大する。利益面ではECソリューション事業の好調が開発費、広告宣伝費、人件費などの増加を吸収して小幅増益見通しとしている。

 第1四半期(4月〜6月)はECソリューション事業が牽引して前年同期比7.6%増収、同14.8%営業増益、同15.9%経常増益、同2.0倍最終増益と好調だった。EC市場が拡大基調であり、ストック型収益が拡大基調であることも考慮すれば、今期業績の会社見通しは保守的で上振れ余地がありそうだ。国内断トツ首位のECサイト構築実績を武器として中期的に収益拡大基調だろう。

 株主優待制度は毎年3月31日および9月30日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容は保有株数に応じてオリジナルQUOカードを贈呈(3000株以上保有株主に対してQUOカード3000円分など、詳細は会社ホームページを参照)し、2年超の継続保有株主に対しては長期保有優待制度も実施している。

 株価の動きを見ると、8月25日に927円をつけて6月20日の戻り高値908円を突破した。その後は850円〜900円近辺でのモミ合い展開から上放れの形となって上げ足を加速している。今期配当予想の増額修正も好感して9月19日には975円まで上伸した。

 9月19日の終値974円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS59円55銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.1%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS419円95銭で算出)は2.3倍近辺である。日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって6月の戻り高値を突破した。強基調を確認した形であり、中期成長力を評価して1月高値1169円を目指す展開だろう。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:18 | アナリスト水田雅展の銘柄分析