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2015年02月10日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】マルマエは15年8月期業績見通しを増額修正、収益改善基調を評価して14年8月高値目指す

 精密部品加工のマルマエ<6264>(東マ)は、1月23日に事業再生計画の終結を発表し、2月9日には今期(15年8月期)業績見通しの増額修正を発表した。株価は戻り歩調の展開だ。今期業績見通しの増額修正を好感し、収益改善基調も評価して14年8月高値1468円を目指す展開だろう。

 半導体・FPD(フラットパネルディスプレー)製造装置に使用される真空部品や電極などの精密加工事業を展開し、新規分野として光学装置分野などの精密加工も強化している。11年7月に事業再生ADRが成立し、売上拡大と生産性向上に取り組んでいる。

 1月23日に事業再生計画の終結を発表した。16年10月末日の最終弁済をもって終了する計画だったが、強固な収益体質の確立と財務体質の改善に目途がついたため終了期間の前倒しを行う。15年1月末日をもって事業再生計画を終結し、残存債務については金融機関から新たに通常の借入を行ったうえで弁済する。なお債務の株式化を行ったA種優先株式については、分配可能額が積み上がる早い時期に買い戻しを行う方針としている。

 2月9日には、今期(15年8月期)の第2四半期累計(9月〜2月)および通期の業績(非連結)見通しの増額修正を発表した。

 通期の業績(非連結)見通しについては前回予想(10月14日公表)に対して、売上高を3億50百万円増額して前期比23.0%増の19億50百万円、営業利益を80百万円増額して同12.4%増の3億円、経常利益を85百万円増額して同11.8%増の2億8百万円、純利益を85百万円増額して同2.3%減の2億95百万円とした。営業利益と経常利益は減益見通しから一転して増益見通しとなった。

 FPD分野と半導体分野の受注が好調に推移していることに加えて、その他分野の受注が想定を上回る見通しとなった。増収に伴って売上原価率の一段の改善も期待され、通期見通しに再増額の可能性もあるだろう。収益は改善基調だ。

 14年12月度の月次受注残高(速報値)を見ると、半導体分野が1億46百万円、FPD分野が50百万円、その他分野が1億89百万円、合計が3億86百万円だった。前月比では7.4%増加、前年同月比では55.7%増加した。前月比では全分野が増加した。半導体分野が増加基調であり、その他分野もリピート受注が継続している。FPD分野も引き合いが好転し、本格的な受注拡大が接近しているようだ。

 株価の動きを見ると、12月26日の戻り高値1180円から反落し、さらに1月13日発表の第1四半期(9月〜11月)業績に対する目先的な売りで急落し、1月16日の915円まで調整した。その後は1月23日の事業再生計画終結発表を好感して水準切り上げの動きを強め、1月30日には1148円まで戻す場面があった。戻り歩調の展開だ。

 2月9日の終値1096円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS168円00銭で算出)は6〜7倍近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS86円03銭で算出)は13倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインとなって強基調を確認した形だ。今期業績見通しの増額修正を好感し、収益改善基調も評価して14年8月高値1468円を目指す展開だろう。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:53 | アナリスト水田雅展の銘柄分析