スマートフォン解析

株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

2015年03月16日

【アナリスト水田雅展の銘柄診断】ソフトクリエイトHDはモミ合い上放れ、3月期末の株主優待制度や中期成長力を評価

 ECサイト構築ソフトのソフトクリエイトホールディングス<3371>(東1)の株価は、モミ合いから上放れて水準切り上げの動きを強めている。3月期末の株主優待制度も注目点であり、中期成長力を評価して14年9月の戻り高値1001円を試す展開だろう。1000円台を回復すれば上げ足に弾みがつきそうだ。

 ECソリューション事業(ECサイト構築ソフト「ecbeing」の販売からECサイト構築・運用支援、データセンターでのホスティングサービス提供、ECプロモーション提供までの総合サービス)を主力として、SI事業(自社グループ開発ソフトの販売、基幹系システムの受託開発など)、物品販売事業(法人向けIT機器販売など)も展開している。

 顧客のEC事業立ち上げ時の戦略コンサルティングから、ECサイト構築ソフト「ecbeing」の販売・カスタマイズ、ECサイト構築・運用支援、さらにリスティング広告・SEO対策などのプロモーションサービスまで、総合的なサービスを提供していることが強みだ。

 ECサイト構築実績は、前期(14年3月期)までの累計で中堅・大手優良企業向けを中心に国内断トツ首位の826社に達し、ECサイト構築実績の積み上げに伴う運用支援・保守などストック型収益が拡大基調である。

 中期成長戦略としては、単なるECシステム提供企業からeビジネス総合デベロッパーへの発展を目指して、インターネット広告や運用支援などデジタルマーケティング市場にも積極展開してビジネス領域を拡大している。アライアンス戦略では13年5月に日本ユニシス<8056>と資本・業務提携、13年9月に東芝テック<6588>と業務提携している。

 今期(15年3月期)の連結業績見通し(5月9日公表)は売上高が前期比4.3%減の115億円、営業利益が同2.2%増の15億01百万円、経常利益が同0.6%増の15億10百万円、純利益が同4.8%増の8億円で、配当予想(9月6日に増額修正)は前期比3円増配の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。

 物品販売事業がウインドウズXPサポート終了に伴う入れ替え需要の反動影響を受けるため減収見通しだが、主力のECソリューション事業の好調が牽引して開発費、広告宣伝費、人件費などの増加を吸収して増益見通しだ。

 ECソリューション事業は中堅・大手優良企業のECサイト構築需要の増加に伴って、ECサイト構築ソフト「ecbeing」の販売・カスタマイズが好調に推移する。期末ECサイト累計構築数は前期末比90社増加の916社の計画だ。ネット広告需要の増加でデジタルマーケティングビジネスも拡大する。

 第3四半期累計(4月〜12月)は、主力のECソリューション事業の好調が牽引して前年同期比5.0%増収、同3.8%営業増益、同7.2%経常増益、同36.3%最終増益だった。

 四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)27億22百万円、第2四半期(7月〜9月)30億89百万円、第3四半期(10月〜12月)28億17百万円で、営業利益は第1四半期2億81百万円、第2四半期3億86百万円、第3四半期3億51百万円と順調に推移している。

 通期見通しに対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.0%、営業利益が67.8%、経常利益が71.4%、純利益が83.1%である。ストック型収益が拡大基調であることを考慮すれば順調な水準であり、通期会社見通しに増額余地があるだろう。EC関連市場は拡大基調であり、国内断トツ首位のECサイト構築実績を武器として中期的にも収益拡大基調が期待される。

 株主優待制度は毎年3月31日および9月30日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容は保有株数に応じてオリジナルQUOカードを贈呈(3000株以上保有株主に対してQUOカード3000円分など、詳細は会社ホームページを参照)し、2年超の継続保有株主に対しては長期保有優待制度も実施している。

 株価の動きを見ると、890円〜940円近辺でのモミ合いから上放れて水準切り上げの動きを強めている。3月13日は960円まで上伸して2月17日の964円に接近した。

 3月13日の終値959円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS59円55銭で算出)は16〜17倍近辺、今期予想配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.1%近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS419円95銭で算出)は2.3倍近辺である。

 週足チャートで見ると、13週移動平均線と26週移動平均線がサポートラインとなって徐々に下値を切り上げている。強基調に転換した形であり、3月期末の株主優待制度も注目点だ。中期成長力を評価して14年9月の戻り高値1001円を試す展開だろう。1000円台を回復すれば上げ足に弾みがつきそうだ。

◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:03 | アナリスト水田雅展の銘柄分析