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2015年03月30日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ストリームはモミ合い煮詰まり感、16年1月期大幅増益を評価して反発のタイミング

 家電やパソコンなどのネット通販サイトを運営するストリーム<3071>(東マ)の株価は、1月以降は動意に乏しく安値圏230円〜250円近辺でモミ合う展開が続いている。ただし煮詰まり感も強めている。16年1月期大幅増益見通しを評価して反発のタイミングだろう。

 家電製品、パソコン、デジタルカメラなどを販売するネット通販サイト「ECカレント」「イーベスト」「特価COM」の運営を主力としている。14年2月には扶桑化学工業<4368>から、化粧品・健康食品の無店舗販売を展開するエックスワンの株式80%を取得して連結子会社化した。他社のネット通販を支援するネット通販支援事業(ECサイト運営業務代行サービス)も展開している。

 アライアンス戦略でオンラインゲーム事業も強化している。14年6月に中国のネットサービス企業集団5173.Comと、ソーシャルゲームおよびeコマースに関して業務提携し、8月に中国ネットゲーム事業の第1弾としてスマホ専用ゲーム「三国志戦姫」について、DMM.comラボとゲームソフトウェアライセンス契約を締結し、5173.Comを通じて中国向けに独占配信すると発表した。

 さらに11月には、5173.Comの子会社Licheng(H.K.)Technology Holdings Limited(投資事業および5173グループの中国におけるゲーム事業の統括会社で、14年9月に当社発行の第6回新株予約権を行使、14年12月16日時点で当社の第2位株主)と共同出資による新会社Chipsを設立した。中国製ゲームタイトルの日本への導入・マーケティングを展開する。

 14年9月にはラオックス<8202>と提携し、子会社エックスワンのコスメティック関連商品をラオックスの免税店で販売開始した。そして12月には、エックスワンが新発売した幹細胞コスメ・シリーズ「XLUXES(エックスリュークス)」について、免税店舗における販売でラオックス独占とすることに合意した。

 3月16日にはエックスワンがタカラバイオ<4974>の研究開発素材を用いた健康維持サプリ「Xフコイダン テルペン」を発売した。ガゴメ昆布「フコイダン」とキノコ「テルペン」を配合したサプリメントで、タカラバイオが30年前から研究を継続している機能性食品素材だ。

 3月13日に発表した前期(15年1月期)の連結業績は売上高が前々期比21.9%増の203億44百万円、営業利益が2億79百万円(前々期は1億63百万円の赤字)、経常利益が3億円(同1億19百万円の赤字)、純利益が2億60百万円(同84百万円の赤字)だった。営業利益、経常利益、純利益とも黒字化して収益改善基調だ。純利益はエックスワン子会社化に伴う負ののれん発生益65百万円の計上も寄与した。

 仕入先とのデータ連携強化によって期末の取り扱いアイテム数が前々期末比3990アイテム増加の1万5483アイテムとなり、アイテム数充実と在庫適正化施策の効果で、インターネット通販事業の主要製品が家電35.4%増収、パソコン157.9%増収、周辺機器・デジタルカメラ25.4%増収と好調に推移した。売上総利益率は18.39%で6.2ポイント上昇した。

 今期(16年1月期)の連結業績見通し(3月13日公表)は売上高が前期比5.5%増の214億65百万円、営業利益が同33.7%増の3億74百万円、経常利益が同23.0%増の3億70百万円、純利益が同14.5%増の2億98百万円としている。配当は無配を継続する。

 インターネット通販事業ではWEBマーケティングによる販促強化、ECサイト改善によるシームレスな購入導線の強化などに取り組む。エックスワンについては訪日観光客をターゲットとする免税店での販売強化、新製品の開発・販売を推進する。オンラインゲーム事業では共同出資の新会社Chipsで事業体制の整備を進める。販売効率の向上、販売価格の適正化と粗利益の確保、販管費圧縮などの施策も強化する。収益は改善基調だ。

 なお14年8月1日付の株式5分割に伴って株主優待制度の一部変更を発表している。決算期末(1月31日)現在100株以上〜2500株未満所有株主に対して優待割引券1枚(1000円相当)、2500株以上〜5000株未満所有株主に対して優待割引券3枚(3000円相当)、5000株以上所有株主に対して優待割引券5枚(5000円相当)を贈呈する。

 株価の動き(14年8月1日付で株式5分割)を見ると、高値圏500円台から急落し、1月以降は動意に乏しく安値圏230円〜250円近辺でモミ合う展開が続いている。ただし煮詰まり感も強めている。

 3月27日の終値232円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS10円98銭で算出)は21倍近辺、前期実績PBR(前期実績の連結BPS49円81銭で算出)は4.7倍近辺である。

 週足チャートで見ると高値圏から大陰線を引いて急落し、52週移動平均線を割り込んでモミ合う展開だ。ただし13週移動平均線が横向きに転じて調整一巡感も強めている。16年1月期大幅増益見通しを評価して反発のタイミングだろう。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:06 | アナリスト水田雅展の銘柄分析