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2015年04月15日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ソフトクリエイトHDは短期調整一巡、16年3月期増収増益期待で上値試す

 ECサイト構築ソフトのソフトクリエイトホールディングス<3371>(東1)の株価は、3月の戻り高値996円から利益確定売りや3月期末配当権利落ちで反落したが、4月1日の913円から反発の動きを強めている。短期調整が一巡し、16年3月期の増収増益期待で上値を試す展開だろう。14年9月の戻り高値1001円を突破すれば上げ足に弾みがつきそうだ。

 ECソリューション事業(ECサイト構築ソフト「ecbeing」の販売からECサイト構築・運用支援、データセンターでのホスティングサービス提供、ECプロモーション提供までの総合サービス)を主力として、SI事業(自社グループ開発ソフトの販売、基幹系システムの受託開発など)、物品販売事業(法人向けIT機器販売など)も展開している。

 顧客のEC事業立ち上げ時の戦略コンサルティングから、ECサイト構築ソフト「ecbeing」の販売・カスタマイズ、ECサイト構築・運用支援、さらにリスティング広告・SEO対策などのプロモーションサービスまで、総合的なサービスを提供していることが強みだ。

 ECサイト構築実績は、14年3月期までの累計で中堅・大手優良企業向けを中心に国内断トツ首位の826社に達し、ECサイト構築実績の積み上げに伴う運用支援・保守などストック型収益が拡大基調である。

 中期成長戦略としては、単なるECシステム提供企業からeビジネス総合デベロッパーへの発展を目指して、インターネット広告や運用支援などデジタルマーケティング市場にも積極展開してビジネス領域を拡大している。アライアンス戦略では13年5月に日本ユニシス<8056>と資本・業務提携、13年9月に東芝テック<6588>と業務提携している。

 前期(15年3月期)の連結業績見通し(5月9日公表)は売上高が前々期比4.3%減の115億円、営業利益が同2.2%増の15億01百万円、経常利益が同0.6%増の15億10百万円、純利益が同4.8%増の8億円、配当予想(9月6日増額修正)が同3円増配の年間20円(第2四半期末10円、期末10円)としている。

 物品販売事業がウインドウズXPサポート終了に伴う入れ替え需要の反動影響を受けるため減収見通しだが、主力のECソリューション事業の好調が牽引して開発費、広告宣伝費、人件費などの増加を吸収して増益見通しだ。

 第3四半期累計(4月〜12月)は前年同期比5.0%増収、3.8%営業増益、7.2%経常増益、36.3%最終増益で、通期見通しに対する進捗率は売上高が75.0%、営業利益が67.8%、経常利益が71.4%、純利益が83.1%だった。

 なお四半期別推移を見ると、売上高は第1四半期(4月〜6月)27億22百万円、第2四半期(7月〜9月)30億89百万円、第3四半期(10月〜12月)28億17百万円、営業利益は第1四半期2億81百万円、第2四半期3億86百万円、第3四半期3億51百万円である。

 今期(16年3月期)も、ECソリューション事業では中堅・大手優良企業のECサイト構築需要の増加に伴って、ECサイト構築ソフト「ecbeing」の販売・カスタマイズが好調に推移する。ECサイト累計構築数は増加基調のためストック型収益も拡大基調だ。ネット広告需要の増加でデジタルマーケティングビジネスも拡大し、物品販売事業ではウインドウズXPサポート終了に伴う入れ替え需要の反動影響が一巡する。増収増益基調だろう。

 EC関連市場は拡大基調であり、国内断トツ首位のECサイト構築実績を武器として、中期的にも収益拡大基調が期待される。

 株主優待制度は毎年3月31日および9月30日現在の1単元(100株)以上保有株主に対して実施している。優待内容は保有株数に応じてオリジナルQUOカードを贈呈(3000株以上保有株主に対してQUOカード3000円分など、詳細は会社ホームページを参照)し、2年超の継続保有株主に対しては長期保有優待制度も実施している。

 株価の動きを見ると、3月23日の戻り高値996円から利益確定売りや3月期末配当権利落ちで一旦反落したが、4月1日の913円から反発の動きを強めている。短期調整が一巡したようだ。

 4月14日の終値950円を指標面で見ると、前期推定連結PER(会社予想の連結EPS59円55銭で算出)は16倍近辺、前期推定配当利回り(会社予想の年間20円で算出)は2.1%近辺、前々期実績PBR(前々期実績の連結BPS419円95銭で算出)は2.3倍近辺である。

 週足チャートで見ると13週移動平均線と26週移動平均線近辺から反発してサポートラインを確認した形だ。短期調整が一巡し、16年3月期の増収増益期待で上値を試す展開だろう。14年9月の戻り高値1001円を突破すれば上げ足に弾みがつきそうだ。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:14 | アナリスト水田雅展の銘柄分析