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2015年05月26日

【アナリスト水田雅展の銘柄分析】ストリームは調整の最終局面、16年1月期大幅増益見通しを再評価

 ストリーム<3071>(東マ)は家電やパソコンなどのネット通販サイト運営を主力としている。株価はモミ合いレンジを切り下げる展開となったが、14年11月の急反落から約半年が経過して調整の最終局面のようだ。16年1月期大幅増益見通しを再評価して反発のタイミングだろう。なお6月8日に第1四半期(2月〜4月)の業績発表を予定している。

 家電製品、パソコン、デジタルカメラなどを販売するネット通販サイト「ECカレント」「イーベスト」「特価COM」の運営を主力としている。14年2月には扶桑化学工業<4368>から、化粧品・健康食品の無店舗販売を展開するエックスワンの株式80%を取得して連結子会社化した。他社のネット通販を支援するネット通販支援事業(ECサイト運営業務代行サービス)も展開している。

 またアライアンス戦略でオンラインゲーム事業も強化している。14年6月に中国のネットサービス企業集団5173.Comと、ソーシャルゲームおよびeコマースに関して業務提携した。14年8月には中国ネットゲーム事業の第1弾としてスマホ専用ゲーム「三国志戦姫」について、DMM.comラボとゲームソフトウェアライセンス契約を締結し、5173.Comを通じて中国向けに独占配信の予定である。

 さらに14年11月には、5173.Comの子会社Licheng(H.K.)Technology Holdings Limited(投資事業および5173グループの中国におけるゲーム事業の統括会社で、14年9月に当社発行の第6回新株予約権を行使、14年12月16日時点で当社の第2位株主)と共同出資による新会社Chipsを設立した。中国製ゲームタイトルの日本への導入・マーケティングを展開する。

 また14年9月にラオックス<8202>と提携し、子会社エックスワンのコスメティック関連商品をラオックスの免税店で販売開始した。14年12月には、エックスワンが新発売した幹細胞コスメ・シリーズ「XLUXES(エックスリュークス)」について、免税店舗における販売でラオックス独占とすることに合意した。

 中国人観光客の大幅な増加も背景として、エックスワン製品の売上が想定以上に伸長し、ラオックス店舗における化粧品カテゴリーのトップシェアメーカーに成長したようだ。

 15年3月にはエックスワンがタカラバイオ<4974>の研究開発素材を用いた健康維持サプリ「Xフコイダン テルペン」を発売した。ガゴメ昆布「フコイダン」とキノコ「テルペン」を配合したサプリメントで、タカラバイオが30年前から研究を継続している機能性食品素材だ。

 なおエックスワンは、5月9日に専用エステ・サロン「XLUXES AOYAMA」を青山・骨董通りに開設し、5月11日には幹細胞コスメ「XLUXES」を主力としたコスメ・ブティック「XLUXES GINZA」を銀座八丁目に路面店として開設した。

 今期(16年1月期)の連結業績予想(3月13日公表)は、売上高が前期比5.5%増の214億65百万円、営業利益が同33.7%増の3億74百万円、経常利益が同23.0%増の3億70百万円、純利益が同14.5%増の2億98百万円としている。配当は無配を継続する。

 インターネット通販事業ではWEBマーケティングによる販促強化、ECサイト改善によるシームレスな購入導線の強化などに取り組む。エックスワンについては訪日観光客をターゲットとする免税店での販売強化、新製品の開発・販売を推進する。オンラインゲーム事業では共同出資の新会社Chipsで事業体制の整備を進める。

 販売効率の向上、販売価格の適正化と粗利益の確保、販管費圧縮などの施策も強化する。エックスワン子会社化に伴う負ののれん発生益が一巡するが、収益は改善基調だろう。

 株主優待制度については、1月31日現在100株以上〜2500株未満所有株主に対して優待割引券1枚(1000円相当)、2500株以上〜5000株未満所有株主に対して優待割引券3枚(3000円相当)、5000株以上所有株主に対して優待割引券5枚(5000円相当)を贈呈する。

 株価の動き(14年8月1日付で株式5分割)を見ると、安値圏230円〜250円近辺でのモミ合い展開だったが、5月1日に191円まで調整する場面があり、その後はモミ合いレンジを200円〜220円近辺に切り下げる展開となった。

 5月25日の終値206円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS10円98銭で算出)は18〜19倍近辺、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS49円81銭で算出)は4.1倍近辺である。

 日足チャートで見ると25日移動平均線、週足チャートで見ると13週移動平均線が戻りを押さえる形で調整局面だ。ただし14年11月の急反落から約半年が経過して調整の最終局面のようだ。16年1月期大幅増益見通しを再評価して反発のタイミングだろう。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:15 | アナリスト水田雅展の銘柄分析