IRセミナー
12/6(水)=アルコニックス、ハーツユナイテッドグループ

株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

株式投資情報動画配信 日本インタビュ新聞社 - You Tube

2015年08月10日

鉄人化計画の今8月期8割増益、株価下ヒゲ交えるも高値圏堅調

チャート6 鉄人化計画<2404>(東2)は、週足チャートで長い下ヒゲを引くケースが目をひくが終値では高値圏で堅調だ。カラオケルーム運営を主力として、不採算店・事業整理も進めて収益改善基調である。

 首都圏中心に展開する「カラオケの鉄人」ブランドのカラオケルーム運営事業を主力として、京都中心に「からふね屋珈琲店」を展開するフルサービス型珈琲ショップ運営事業、「カラオケの鉄人モバイル(カラ鉄モバイル)」サイト運営やコンテンツ配信ASPサービスのCP事業を展開している。その他事業としてはビリヤード・ダーツ遊技場運営、まんが喫茶(複合カフェ)運営、音響設備販売、海外事業(グアムのエンターテイメントレストラン運営)も展開している。

 カラオケルーム運営事業は、すべてのルームで複数の通信カラオケメーカーの機種が利用できる独自開発のカラオケ集中管理システム「鉄人システム」をベースとして、50万曲を超える豊富な楽曲配信、独自分析によるオリジナル楽曲の配信、顧客情報のデータベース化などを特徴としている。

 出店戦略は20ルーム前後の中小型店舗で設備投資負担が小さい居抜き物件への出店を基本としている。首都圏中心部の駅前立地などでは40ルーム以上の大型店も出店する。なお14年8月期からは、従来の拡大路線から収益性と効率性を重視した厳選出店戦略に変更し、不採算店の営業フロア縮小・業態転換・閉店も進めて収益改善に注力している。

 またコア事業であるカラオケルーム運営事業の収益向上に注力するため、グループ内の経営資源を本業に集中させ、不採算事業・子会社の整理も進めている。

 業績不振だった韓国カラオケ店舗事業については14年6月に当社持分の全部を譲渡した。15年1月には台湾でフルサービス型珈琲ショップを運営する連結子会社の解散を発表した。15年4月には広告代理店業務などを展開する子会社パレードの解散を発表した。また15年7月には100%子会社のシステムプランベネックスを吸収合併した。

 なお当社の収益構造に関しては、カラオケルーム運営事業が季節要因の影響を受けやすく、忘年会・新年会シーズンの第2四半期(12月〜2月)、および歓送迎会シーズンの第3四半期(3月〜5月)が繁忙期となり、売上・利益構成比が高いという特徴がある。

 7月15日に発表した今期(15年8月期)第3四半期累計(9月〜5月)の連結業績は売上高が前年同期比4.3%減の74億07百万円、営業利益が同65.2%増の3億69百万円、経常利益が同2.4倍の4億23百万円、純利益が2億38百万円(前年同期は3百万円)だった。不採算店の閉鎖や不採算事業の縮小で減収だったが、売上総利益率が2.4ポイント改善して大幅増益だった。

 セグメント別(全社費用等調整前)に見ると、カラオケルーム運営事業は売上高が同3.4%減の61億99百万円だが、営業利益が同23.3%増の7億36百万円だった。不採算店閉鎖で減収だったが、繁忙期における全店一斉販売促進キャンペーン展開、閑散期における店舗原価削減施策の推進、法人営業部門立ち上げ、商圏特性に応じた個店販促などの効果で大幅増益だった。なお既存店売上高は同98.4%だった。

 フルサービス型珈琲ショップ運営事業は売上高が同4.0%増の6億08百万円、営業利益が同35.5%増の27百万円だった。接遇サービス向上などの効果で既存店売上高が同106.7%と好調に推移した。利益面では設備投資抑制によるコストダウン効果も寄与した。

 CP事業は売上高が同27.0%減の2億48百万円だったが、営業利益が同10.9%増の1億59百万円だった。スマートフォンへの乗り換えなどで減収傾向だが、効率的なサイト運営の効果で増益だった。

 その他事業は売上高が同24.4%減の4億93百万円、営業利益が19百万円(前年同期は8百万円の赤字)だった。ビリヤード・ダーツ遊技場運営、まんが喫茶(複合カフェ)運営は不採算店閉鎖の影響で減収だったが、コスト削減などで営業損益が改善した。

 通期の連結業績予想は売上高が前期比1.7%減の99億80百万円、営業利益が同80.9%増の5億52百万円、経常利益が同2.0倍の5億93百万円、純利益が同2.5倍の3億35百万円としている。配当予想は同6円50銭増配の年間11円(第2四半期末5円50銭、期末5円50銭)で予想配当性向は20.39%となる。

 厳選出店戦略や不採算店閉鎖などで通期も減収見通しだが、カラオケルーム運営事業では店舗商圏・環境を意識したセグメント・マーケティングを推進して売上高の維持と利益率の向上を目指し、フルサービス型珈琲ショップ運営事業では京都河原町三条・本店におけるブランドイメージの構築やオリジナルスイーツの販売を推進する。

 8月7日の終値685円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS53円95銭で算出)は12倍台、今期予想配当利回り(会社予想の年間11円で算出)は1.65%である。

 年初来高値は735円(7月30日)、同安値は453円。(アナリスト水田雅展)


◎日刊株式投資情報新聞(無料)登録受付中!


提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:13 | 株式投資ニュース