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2016年02月16日

【どう見るこの株】三菱商事株の行方

■三菱商事は底値圏だが、資源価格不振で底這いの可能性、2000円に戻れば乗り換えも

 三菱商事<8058>(東1・100株)は15日の株価が200円近い急伸となったことで、昨年6月の高値2837円からの下げにピリオドを打ったのか。先行きの株価見通しに対する個人投資家の関心は高い。

<Q>15日の急伸の背景は何か。

<A>前週末12日に1565円の昨年来安値をつけたばかりだった。この間、特別、同社株固有の材料が出たということではないから全般相場の急伸によるものといえる。

<Q>12日の安値は大底とみてよいか。

<A>12日の安値1565円は2012年10月の安値1330円に接近したという長期視点でみれば大底圏とみていいだろう。ただ、短期的にはまだ下値模索の可能性は残っているように思われる。今回のリバウンドで25日線(1823円)と、26週線(2031円)を上抜くような反発となるかどうかがポイントとなりそうだ。上抜くことができなければ、引き続き右肩下がりの相場が継続とみなくてはいけない。

<Q>やはり、業績見通しが上値を押さえるのか。

<A>そのように思われる。第3四半期(4〜12月)は去る2月2日に発表済みで営業利益は前年同期比28.1%減益だった。通期の営業利益見通しは公表されていないが純益は15.1%減益、EPSは188.1円(前期246.4円)となっている。配当は前期は記念配当10円を含む年70円だったが今期は年50円と発表している。今期営業利益未公表ではあるものの、今期の不振は株価にはかなり織込まれているものとみられる。

<Q>問題は次期(2017年3月期)ということか。

<A>そうだと思う。5月頃に発表が予想される3月期決算で次期見通しがどうなるかだ。資源の比率が多く、とくに原油相場の下げなど資源価格の下落が利益面に響いている。このため、業績的にも株価の人気面でも原油相場の急反発が条件とみておくのがよいだろう。その条件が成立すれば、同社株の場合、優良株グループの中で2008年高値(3950円)に対しわずか4合目という非常に低い位置にあることから資源価格さえ上昇すれば上値は大きいという希望はある。

<Q>しかし、資源価格が上昇するには世界景気が上向かないといけないのではないか。

<A>実は、その通りだ。この点が厳しい。原油など資源の需要が上向くためには世界の景気が回復しなくてはいけない。世界のGDP大国1〜3位(米・中・日)の先行き見通しはよろしくないから世界景気浮上の見通しは立っていない。このため、同社株は底値圏ではあっても浮上は難しく底値で這う相場展開が予想されそうだ。2000円台を回復する場面があれば乗り換えを考慮するのも一法だろう。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 09:52 | どう見るこの株