
同社の福田幸雄社長(写真)は、「AIについては、昨年10月のCETEC出展以降だけでも約60社に納入するなど引き続き高い関心をいただいているが、売上としては主にサンプル提供にとどまっている。CEATECでは主として技術者向けの展示会だが、今月には広告・ディスプレー業界向けのデジタルサイネージジャパンに出展し、サイネージ用途に一定の手ごたえをつかんだ。今年初めて、デザイナーが中心の展示会にも出展してデザイナーにAIに対する認識を高めてもらう予定だ。提案力のあるデザイナーの評価が高まることで販売ルートの拡大に結びつけたい。国内のデザイナーだけでなく海外のデザイナーにも積極的にアプローチして理解を深めてもらう」という。
デザイナーのほか、商業店舗関係の店長責任者、設計事務所、広告代理店など、いわゆる多くの消費者・生活者とのかかわりの深い現場担当分野に提案を強化。サイネージ(電子広告・案内装置)用に50cm、1m角の大型サイズの需要拡大を図っていく。
2017年4月期のAI事業売上はサンプルが中心だが商業用の寄与も期待され1億3000万円と前期比2.2倍の見通し。2011年3月に開始したAI事業としては初めて売上1億円台に乗せる。
株価は年初来高値が1606円(5月11日)、同安値が905円(2月12日)、6月16日終値は1203円。
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