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2016年07月14日

【銘柄紹介】ユー・エム・シー・エレクトロニクスは電子回路基板実装等で三票制採用による効率生産、今3月期も2ケタ増益

■期末一括44.6円配当

 ユー・エム・シー・エレクトロニクス<6615>(東1・100株)は、本年3月15日に東京証券取引所第一部に上場。ユー・エム・シー・エレクトロニクス株式会社及び連結子会社11社により構成されており、電子回路基板の実装ならびに加工組立製造・開発を国内外有力メーカー等から受託するEMS(Electronics Manufacturing Service)事業を主たる事業としている。 

 同社グループでは、中国、ベトナム、日本、タイの4拠点体制で、継続してLCA (Low Cost Automation、 自社開発の自動・省力化設備)や三票制(設備工程能力票・作業負荷分析票・標準作業票を用いて標準的且つ効率的な生産方法を制定すること)活用による生産活動改善や、同一のシステム運営での体制により、顧客の生産に合った拠点生産を推進しているほか、バリューチェーンの拡充を目的に中国・東 莞市のプラスティック成形品メーカーを買収して、UMC Dongguan Plastics Co.,Ltd.として子会社化し、外装品を内製化して金型ビジネスにも参入し、EMS(Electronics Manufacturing Service)事業基盤の拡充を図っている。 

 前2016年3月期業績実績は、売上高が1100億5100万円(前の期比3.1%減)、営業利益が23億3800万円(同14.4%増)、経常利益が21億0500万円(同15.7%減)、純利益が18億1400万円(同19.0%増)に着地。

 続く17年3月期予想は、売上高が1195億7500万円(前期比8.7%増)、営業利益が27億4800万円(同17.5%増)、経常利益が24億5100万円(同16.4%増)、純利益が16億0200万円(同11.7%減)を見込んでいる。配当予想は期末一括44.6円を予定している。

 株価は、3月15日の上場初値は公開価格の3000円を下回る2480円。5月2日日に上場来安値1846円、6月24日安値1936円と売り直されて底値を確認。7月13日に上場来高値2705円と上昇している。6月28日に中国に子会社を設立し、現在の深セン工場及び坂田工場を新工場(橋頭(チャオトウ)工場)に集約し、併せて常平工場も同新工場に移転することを決定したと発表したことが手掛かり材料。

 中国における現在の4生産拠点のうち3生産拠点を新工場に集約し、今後は、基板実装と精密金型・成形品を一体で運営する体制が整うことになり、両業務の相乗効果によって物づくり力をさらに強化できることに加え、より幅広い顧客ニーズに応えることが可能となるとしている。今期予想PER13倍台と割高感はなく、8月9日に予定される第1四半期決算に期待は持てる。公開価格の3000円を出来るか注目したい。(株式評論家・信濃川)

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