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2016年10月26日

【鈴木雅光の投信Now】アクティブ運用vsインデックス運用

鈴木雅光の投信Now アクティブ運用とインデックス用のどちらが良いのでしょうか。

 一般論としては、「長期で投資した場合、アクティブ運用の運用成績は、インデックス運用のそれに劣後する」と言われます。理由は、恐らく次の2点でしょう。

 その1。プロだからといって常に市場平均以上に値上がりする銘柄をピックアップできるわけではない。
 その2。アクティブ運用はインデックス運用に比べて運用コストが割高になる。

 インデックスを構成する銘柄に均等投資をすれば、運用成績は対象インデックスに連動するわけですが、アクティブ運用は、インデックスを上回るリターンの実現を目指すため、組入銘柄を選別したり、各銘柄の組入比率に差を付けたりします。

 したがって、リターンの面でアクティブ運用がインデックス運用を上回るためには、運用担当者に市場平均を上回る株価の成長が期待できる企業を選ぶ眼があるかどうかが問われてきます。

 で、結論から言えば、インデックス運用を上回るリターンが期待できるアクティブ運用は存在するものの、全体から見ると、その数は非常に限られます。以下、「投資信託事情」のデータをもとに計算したものです。

 8月末時点で、日経225平均株価への連動を目指すインデックスファンドの過去10年間のリターンを見ると、大体12.3〜20.6%。東証株価指数(TOPIX)への連動を目指すインデックスファンドで、大体▲10.0〜▲5.4%です。

 過去10年間のアクティブファンドで、良い成績を収めたものを列挙すると、次のようになります。

 「中小型割安成長株ファンド」(SBIアセットマネジメント)・・・・141.1%
 「ザ・ジャパン」(JPモルガンアセットマネジメント)・・・・115.3%
 「E−フロンティア・オープン」(JPモルガンアセットマネジメント)・・・・83.9%
 「日本小型株ファンド」(大和住銀投信投資顧問)・・・・83.4%
 「新興成長株オープン」(みずほ投信投資顧問)・・・・72.9%

 上記がベスト5になります。ちなみに純資産総額が30億円未満のファンドは外してあります。

 この他にも、19本弱のアクティブファンドが、日経225平均株価連動型のインデックスファンドの運用成績を上回っていますが、全体の本数が149本なので、インデックスファンドの運用成績を上回るアクティブファンドは、ごく一部であることが分かります。

 したがって、アクティブファンドの運用成績は、長期的に見て決してインデックスファンドに劣後するわけではありませんが、インデックスファンドを超えるリターンを実現しているアクティブファンドは、極めて限られたものであるということを、理解しておく必要があるのです。

(証券会社、公社債新聞社、金融データシステム勤務を経て2004年にJOYntを設立、代表取締役に就任、著書多数)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:11 | 鈴木雅光の投信Now