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2017年02月03日

【編集長の視点】ANAPは分割権利落ち後高値を意識、1Q業績黒字転換で8月通期業績の上ぶれ期待を高め下げ過ぎ訂正

 ANAP<3189>(JQS)は、前日2日に前日比変わらずの560円で引け、500円台央での三角保ち合いに煮詰まり感を強め今年1月12日につけた株式分割の権利落ち後高値605円を意識した。今年1月11日に発表した今8月期の2016年9月〜11月期(第1四半期、1Q)決算が、4四半期ぶりに黒字転換し、3カ月実績で期初予想の今期の2016年9月〜2017年2月期(第2四半期、2Q)累計業績をも上回ったことから、8月通期業績の上ぶれ期待を高めて下げ過ぎ訂正の買い物が増勢となった。同社の業績は、前期までの3期連続赤字からの今期の黒字転換予想や相次いだ自己株式取得などをテコにストップ高を演じており、急騰特性も買い手掛かりとなっている。

■インターネット販売事業が順調に推移し店舗リストラクチャリング効果も本格寄与

 同社の今期1Q業績は、売り上げが15億7100万円(前年同期比6.3%減)と伸び悩んだが、営業利益が3400万円(前年同期は4200万円の赤字)、経常利益が3300万円(同4100万円の赤字)、純利益が2100万円(同500万円の赤字)といずれも4四半期ぶりに黒字転換した。昨年4月から進めている販売オペレーションを再構築する再生プロジェクトに沿って、店舗販売事業で1Qも不採算店舗を5店舗退店した影響で売り上げは減少したが、利益は、店舗リストラクチャリング効果が本格化して粗利益率改善、店舗経費圧縮につながり、インターネット販売事業では、自社サイトや他社サイトの「ZOZOTOWN」、「SHOPLIST.com by CROOZ」が順調に推移したことなどが寄与して黒字転換した。

 今期2Q累計業績は、期初になお連続赤字を予想していたが、1Q業績は、これを大きく上回って着地し、8月通期予想業績に対して高い利益進捗率を示したことで通期業績の上ぶれ期待を高めている。8月通期業績は、期初に売り上げ70億9500万円(前期比0.2%増)、営業利益1億200万円(前期は6000万円の赤字)、経常利益9500万円(同6800万円の赤字)、純利益5500万円(同2000万円の赤字)と4期ぶりの黒字転換が見込まれていたが、1Q利益は、この通期予想に対して33〜38%の進捗率と目安の25%を上回っており、期の進行とともに業績期待を高める展開が想定されている。

■25日線を下値に上昇トレンドが続き分割権利落ちを埋め権利付き高値を目指す

 株価は、昨年7月に発表した株式分割(1対2、基準日8月31日)を好感して670円高値まで買い進まれて分割権利を落とし、落ち後安値287円からは今期業績の黒字転換予想と自己株式取得で500円台まで底上げ、1Q業績黒字転換でストップ高して落ち後高値605円をつけ、ほぼ株式分割の権利落ちを埋めた。テクニカル的にも25日移動平均線で下値を確認しつつ右肩上がりトレンドを鮮明化し、なおかつ2013年11月の新規株式公開(IPO)時には上場来高値5360円(権利落ち妥当値2680円)をつけた高値実績もあって天井が高いだけに、下げ過ぎ訂正でまず分割落ち高値抜けから権利付き高値670円を目指す展開が有力となる。(本紙編集長・浅妻昭治)

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