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2017年02月13日

【編集長の視点】加賀電子は昨年来高値を射程圏、3Q高進捗率業績を見直し上ぶれ期待を高めて割安株買いが再燃

 加賀電子<8154>(東1)は、前週末10日に11円高の1982円と反発して引け、今年1月5日につけた昨年来高値2065円を射程圏に捉えた。同社株は、今年2月2日に発表した今3月期の2016年4月〜12月期(第3四半期、3Q)業績が、減収減益で着地したとして25日移動平均線水準で下値を固める動きを続けていたが、3Q業績は、昨年10月に上方修正された3月通期業績に対して高利益進捗率を示したと評価が変わり、割安修正買いが再燃した。昨年12月に新規株式公開(IPO)を中止したロボット・自動運転ベンチャーのZMP(東京都文京区)に年内の上場再申請観測が強まっていることも、関連株人気の再燃が期待されている。

■3Q業績は上方修正の3月期通期業績に対して83〜90%と高利益進捗率

 同社の3Q業績は、前年同期比8.1%減収、15.7%営業減益、14.6%経常減益、11.2%純益増益と増減マチマチで着地した。情報機器事業では、販売キャンペーンの実施でコンシューマー向け商品や住宅向け関連商材が好調に推移し、売り上げが伸びセグメント利益も大幅増益となったが、電子部品事業が、国内外の主要顧客の生産調整や遊戯機器向けビジネスの低迷、半導体メーカーの代理店政策変更による半導体の取扱高の減少により、売り上げが前年同期比で10.4%減、セグメント利益が同25.9%減となったことが響いた。ただ純利益は、税効果会計の影響による法人税負担の軽減で連続の2ケタ増益となった。

 3Q業績は伸び悩みとなったが、昨年10月に上方修正された3月通期業績対比では、83〜90%の利益進捗率と目安の75%を上回った。同社は、3月通期業績を10月の修正数値通りに売り上げ2300億円(前期比6.3%減)、営業利益57億円(同26.8%減)、経常利益64億円(同19.1%減)、純利益58億円(同6.7%増)と見込んでいるが、前期業績と同様に上ぶれ着地期待につながっている。

■25日線水準での三角保ち合いが煮詰まりPER9倍台、PBR0.9倍の修正に再発進

 株価は、昨年6月に英国のEU離脱ショックで突っ込んだ年初来安値1079円から、前期業績の再三にわたる上方修正、自己株式取得で1987円までほぼ倍化して1788円と調整、その後はロボット関連での協業を目指し同社の出資が明らかになった自動運転ベンチャーのIPO中止と自己株式取得終了などのアゲインストな材料が続いたが、下げ過ぎとして昨年来高値2065円まで急騰、足元では25日移動平均線水準での三角保ち合いに煮詰まり感を強めてきた。PERは9倍台、PBRは0.9倍、配当利回りは2.52%といずれも市場平均よりも割安と示唆しており、ZMPの上場再申請観測も加わり、昨年来高値抜けから一段の上値チャレンジを強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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