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2017年03月01日

【株式評論家の視点】久世は中計2年目計画上振れへ、押し目買い妙味膨らむ

 久世<2708>(JQS)は、業務用食材卸売業者で、1934年に創業して以来、一貫してホテル、会館、レストラン、居酒屋、ファストフード、ケータリングなど、外食産業と共に歩んでいる。常に「お客様満足度No.1」「三大都市圏No.1」を追求し、「頼れる食のパートナー」として、多様化する顧客の要望にフルライン戦略で応えている。良質な商品や食材を確実に顧客の手元まで届けるという卸売業の本質を磨くことはもちろん、今後の外食産業ニーズに応えるべく、メニュー提案やトレンド情報の発信力を活かし、顧客と一緒に「繁盛店づくり」のサポートに尽力している。

 同社グループには、スープ・ソース類を製造するキスコフーズ(株)、生鮮野菜を扱う(株)久世・フレッシュワンがあるほか、海外には、良質な原料で競争力のある商品の製造しているキスコフーズインターナショナルリミテッド(ニュージーランド)、海外統括会社である久世(香港)有限公司、中国・成都には業務用食材卸売事業の久華世(成都)商貿有限公司がある。2014年4月には水産物仲卸会社である旭水産(株)をグループ化。2020年の東京オリンピック・パラリンピック開催で、今後ますます国際化や多様化する外食業界の発展に尽力するとともに、顧客の要望や期待に応え、長期では「売上高1,000億円企業」を目指している。

 今2017年3月期第3四半期業績実績は、売上高が467億4600万円(前年同期比10.3%減)、営業利益が4億9400万円(同93.8%増)、経常利益が5億7400万円(同47.7%増)、純利益が4億0500万円(同24.3%増)に着地。中期経営計画(15年4月〜18年3月)の2年目として、新規得意先の開拓と既存得意先との関係強化、提案営業を重視した営業体制の一層の整備と推進、徹底した物流業務の効率化による物流費の削減、物流システムの導入をはじめとする業務の見直しによる品質向上を進め、「頼れる食のパートナー」として、「お客様満足度No.1」の具体化に継続して積極的に取り組んでいるが、第3四半期営業利益は年計画を上回り順調に推移している。

 今17年3月期業績予想は、売上高が630億0300万円(前期比6.2%減)、営業利益が4億8500万円(同10.4%増)、経常利益が5億3000万円(同10.7%減)、純利益が3億8000万円(同21.8%減)を見込んでいる。年間配当予想は期末一括12円継続を予定している。

 株価は、昨年2月12日につけた昨年来安値661円を底に本年2月20日に上場来高値1118円と上昇。その後、モミ合っている。長期では売上高1,000億円を目指しているが、今17年3月第3四半期業績は好調に推移し、中期計画2年目は計画の上振れが濃厚。中期計画の最終年度である来3月期は18期ぶりの営業最高益更新と観測されており、今後の展開に期待は高まる。今期予想PER9倍台・PBR0.7倍と割安感があるほか、配当利回りは1.2%ほどだが、株主優待として株式保有数に応じて同社ブランドの特選無洗米(山形県天童産はえぬき・新米)を贈呈していることが魅力。また、断続的に自社株買いを実施しており、需給面も良好。高値奪回から再度上値を伸ばすことが十分視野に入ることから、権利取り狙いで、押し目買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:36 | 株式評論家の視点