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2017年03月01日

【宮田修 アナウンサー神主のため息】おのぼりさん、新宿での3時間

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 地方での仕事を済ませて千葉の自宅に帰る途中、新宿で少し時間がありましたので、日頃田舎暮らしではなかなかできない買い物と銀行での用事、さらには久しぶりに昼食もと考えたのです。別にそのまま自宅に帰っても良かったのですが、少し都会の風を感じようかと思い新宿駅で途中下車をしたのです。この小さな思いつきがあとで後悔することになる始まりでした。

 考えてみれば途中下車する時に、その後を暗示するような小さなトラブルに見舞われました。切符を自動改札機に入れました。遠距離を乗ってきましたから当然途中下車できるはずですが、改札機から切符が戻ってきません。冗談じゃない。困ります。駅員のところに走りました。「切符が戻りません」駅員無言で自動改札機を開けるためでしょう右手に鍵を持ちながら改札機のところへ行って、これまた無言で蓋を開け「どこからどこへですか」と私に訊きました。すぐに私が投入した切符が見つかりました。またしても駅員は無言で私に切符を渡し、さっさと元の場所に戻ってしまいました。なぜこのようなことになったのかを本来は訊ねたかったのですが止めました。無言駅員と話をしたいという気持ちがなくなりました。

 無事に駅を出ることができた私は東急ハンズへ向かいました。お気に入りの鞄が破れてしまいました。それを自分で何とか直したいと常々考えていましたので、そのための材料を手に入れるためです。人ごみをかき分けるように歩き大きなビルの前に着きました。さて目指す材料はこの巨大なビルのどこにあるのでしょうか。探さなければなりません。ため息が出ました。止めようかとも思いました。別に壊れたカバンがなくても特に不便というわけではありません。でも初志貫徹、ビルに入りました。案内に訊くのが一番です。しかし案内所がどこにあるのかわかりません。案内所の場所を店員さんに教えてもらい、たどり着きました。一安心です。案内所の女性は実に見事でした。早口ですらすらと目指す場所を教えてくれました。エスカレーターを乗り継いで売り場に着きました。売り場の係の人も実に見事でした。てきぱきと私が必要としているものを教えてくれました。簡単に修理するために必要とするものが手に入りました。

 次は銀行です。単に通帳の記帳だけです。銀行の場所も知っています。人ごみをかき分けながら急いで向かいました。あれ!銀行がありません。かつて銀行であった痕跡もまったくありませんでした。困りました。移転したようです。どうやって移転先を探せばよいのでしょうか。デパートの建物が目に入りました。教えてもらおう。また歩きはじめました。それにしても都会の人は良く歩きます。お元気なはずです。親切に教えてもらいました。記帳だけなら支店に行かなくても用事は済みます。自動預払い機の場所を教えてくれました。自分のデパートのことではないのに実に親切です。有難いです。すぐに見つかり通帳を入れました。

 ところがこれは私のミスですが、通帳はほとんど記入するスペースが残っていなかったのです。新しい通帳に変えなくてはなりません。やはり支店に行かなくてはなりません。デパートの案内に戻りました。また親切に教えてくれました。やれやれです。歩いて10分ほど人ごみをかき分けかき分けようやく支店に到着、用事を済ませました。

 ここまでおよそ2時間かかりました。お腹がすきました。ちょうど昼時です。すぐに大好きなラーメンのお店が目に入りました。疲れて他を探す気力がありませんので店に入りました。ほぼ満席です。狭いテーブルと椅子に腰かけ、普通のラーメンを注文しました。隣の席に若い男女が座ってすでにラーメンを食べ始めていました。女性が少し先輩のようです。男性は新入社員のようでした。静かにラーメンが運ばれてくるのを待っていると隣の席から大きな声です。「おい早く食えよ!」声の主は男性ではありません。女性です。私はびっくりして思わず背筋を伸ばしてしましました。都会にはこのような女性が生息しているのだ。クワバラクワバラ

 食事もそこそこに千葉の田舎に向かう電車に乗り込みました。疲れ果てた新宿の3時間でした。

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 12:26 | 宮田修 アナウンサー神主のため息