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2017年11月07日

【新規上場(IPO)銘柄】大阪油化工業は精密蒸留で高い評価、二番底形成から反転するか

 大阪油化工業<4124>(JQS)は、10月5日に東京証券取引所JASDAQに上場した。同社は、素材加工の一環として行われていた「蒸留」を専業で請け負うという新たなビジネスフィールドを開拓。現在も、特に少量かつ高難易度の精密蒸留について高い評価を得ており、他社で断られ続けたプロジェクトを請け負うケースも多いことから「精密蒸留の駆け込み寺」と呼ばれたりもしている。

 アルコール飲料の製造、石油に特化した蒸留、リサイクル目的の大量蒸留など、「蒸留」とひと口に言ってもさまざまです。私たち大阪油化工業は、独自設計による多目的蒸留装置群を備えることで、100mlの少量から10000Lまで多品種に対応。小規模の研究開発からスケールアップ、クライアント工場へのプラント導入まで、一貫したサービスを提供している。「精密蒸留」の技術は、主に医薬品・農薬・香料・液晶・電子材料等の分野の開発に活用。最近では航空・宇宙産業でも燃料の精製に活用されており、重要性はますます大きなものとなっている。

 足元の業績は、前2017年9月期業績予想が売上高11億3400万円(前期比8.8%増)、営業利益2億1700万円(同2.6%減)、経常利益2億1100万円( 同3.6%減)、純利益1億4100万円(同15.6%減)を見込む。配当予想は、期末一括35円を予定している。前17年9月期第3四半期業績は、研究開発支援で展示会出展等による新規取引先の開拓に注力したこと及び企業の活発な研究開発活動に支えられ、電子材料及び石油向け研究開発案件が増加。受託加工では、営業人員を増強する等の顧客対応充実に注力したこと及び企業の堅調な生産活動に支えられ、電子材料及び工業用材料向け受託案件が増加。プラントサービスでは、研究開発用途の新規案件を獲得しており、通期業績予想は達成できる見通し。

 株価は、10月5日に公開価格1860円を66.7%上回る3100円で初値をつけ、同17日高値5190円と上昇。同25日安値3800円まで調整を挟んでモミ合っていたが、下放れしている。11月中旬に予定される9月期本決算の発表で、今18年9月期業績予想が上向く見通しが明らかになれば、二番底形成からリバウンド相場入りが期待されそうだ。(株式評論家・信濃川)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:20 | 新規上場(IPO)銘柄