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2017年12月08日

【材料でみる株価】ラクオリア創薬は調整一巡感、疼痛と消化器管を主領域とする創薬ベンチャー

 ラクオリア創薬<4579>(JQ)は、疼痛と消化管疾患を主領域とする創薬ベンチャーである。19年12月期黒字化を目指している。株価は7月の年初来高値から反落してモミ合う展開だが調整一巡感を強めている。

■疼痛と消化管を主領域とする創薬ベンチャー

 ファイザー日本法人の中央研究所を前身として、新規開発化合物の創出を目指す創薬ベンチャーである。炎症および神経性の疼痛と、胃食道逆流症や過敏性腸症候群を代表とする消化管疾患を主な領域として、適応症の追加などで研究開発対象領域の拡大も進めている。

 IOCN(Integrated Open Collaboration Network)を基盤として、新規開発化合物の知的財産権を製薬会社に導出(使用許諾契約によるライセンスアウト)する収益モデルである。

 上市済み製品は、カンジダ症を適応症とするキャンディン系抗真菌薬のアニデュラファンギン(米国製品名Eraxis)、MRSA感染症を適応症とするグリコペプチド系抗MRSA抗菌薬のダルババンシン(米国製品名Dalvance)である。

 パイプラインは、胃食道逆流症を主適応症とするカリウムイオン競合型アシッドブロッカーP−CAB(化合物コードRQ−00000004)が米国と日本でフェーズ1、胃不全麻痺・機能性胃腸症・慢性便秘を主適応症とするセロトニン受容体5−HT4部分作動薬(化合物コードRQ−00000010)が英国でフェーズ1、下痢型過敏性腸症候群を主適応症とするセロトニン受容体5−HT2B拮抗薬(化合物コードRQ−00310941)が英国でフェーズ1、胃不全麻痺・機能性胃腸症・術後イレウスを主適応症とするモチリン受容体作動薬(化合物コードRQ−00201894)が前臨床、癌に伴う食欲不振および悪液質症候群を主適応症とするグレリン受容体作動薬(化合物コードRQ−00433412)が前臨床、神経障害性疼痛(化学療法起因性冷アロディニア)を主適応症とするTRPM8遮断薬(化合物コードRQ−00434739)が前臨床である。

 17年2月子会社化したテムリックは癌領域に特化した創薬事業を展開している。パイプラインは、再発または難治性の急性前骨髄球性白血病(APL)を主適応症とするレチノイン酸受容体作動薬TM−411(一般名タミバロテン)である。

 なお11月29日に、丸石製薬との間で10年8月締結したEP4拮抗薬に関するライセンス契約を終了したと発表している。

■19年12月期黒字化目指す

 17年12月期、18年12月期は赤字見込みだが、上市によるロイヤルティ収入やステージアップによるマイルストン収入の増加で、19年12月期に黒字化(売上高16億68百万円、営業利益1億28百万円、経常利益1億27百万円、純利益1億21百万円)を目指す計画だ。

■株価は調整一巡感

 株価は7月の年初来高値1908円から反落し、1000円〜1200円近辺でモミ合う形だが調整一巡感を強めている。12月7日の終値は995円、時価総額は約202億円である。週足チャートで見ると26週移動平均線を割り込んだが、52週移動平均線がサポートラインとなりそうだ。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 10:10 | 材料でみる株価