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2017年12月18日

【材料でみる株価】いちごは戻り歩調で年初来高値に接近、持続的な成長企業を目指した施策が着実に進展

 いちご<2337>(東1)は、既存不動産に新しい価値を生み出す心築事業が主力で、アセットマネジメント事業やクリーンエネルギー事業も展開している。18年2月期は前期の反動などで減収減益予想だが、持続的な成長企業を目指した施策が着実に進展している。株価は戻り歩調で年初来高値に接近している。

■心築事業が主力

 J−REIT(いちごオフィスリート8975、いちごホテルリート3463)やインフライールドコ(いちごグリーンインフラ9282)を運用するアセットマネジメント事業、既存不動産に新しい価値を生み出す心築事業、メガソーラー(大規模太陽講発電所)を運営するクリーンエネルギー事業を展開している。

 アセットマネジメント事業では期中運用フィー、心築事業では不動産賃料収入と譲渡益、クリーンエネルギー事業では売電収入と発電所譲渡益が収益源となる。ストック収益(期中運用フィー、不動産賃料収入、売電収入)と、フロー収益(主に心築事業における不動産譲渡益)を融合したハイブリッド収益モデルである。心築事業を主力として高収益構造だが、大型案件の有無で業績が変動しやすい特性がある。

 持続的な成長企業を目指して、17年3月設立した「いちごオーナーズ」向け小規模不動産の取得、M&Aによる取得、ロジスティクスとセルフストレージの新たなアセットの取得、そして「いちご」ブランディングなどを推進している。

 なお17年11月にはフィルカンパニー<3267>と業務提携した。新規事業のセルフストレージ事業や不動産オーナーサービス事業の成長に寄与するとしている。また2ホテル(雨庵金沢、ホテルWBF淀屋橋南)取得に伴い、日本エスコン<8892>との業務提携で組成したSPC(匿名組合)を連結子会社化した。

■18年2月期は前期の反動で減収減益予想

 18年2月期の連結業績予想は、売上高が17年2月期比30.9%減の755億円で、営業利益が5.4%減の206億円、経常利益が7.4%減の183億円、純利益が9.4%減の135億円としている。配当予想は1円増配の年間6円(期末一括)としている。

 第2四半期累計は、売上高が前年同期比61.2%減の333億86百万円、営業利益が15.6%減の126億50百万円、経常利益が16.4%減の115億62百万円、純利益が25.7%減の88億73百万円だった。

 前年同期との比較では、アセットマネジメント事業で子会社タカラビルメンを売却した影響、心築事業で前年同期にリートへの物件供給が集中した反動影響などで減収減益だが、大型心築資産の売却(東京都港区オフィスビス)で鑑定評価による含み益3億90百万円を大きく上回る73億57百万円の利益を確保した。通期予想に対する進捗率は売上高44.2%、売上総利益57.8%、営業利益61.4%、経常利益63.2%、純利益65.7%と概ね順調だった。

 持続的な成長企業に向けた資産の順回転として、第2四半期累計には合計49物件251億円(簿価)を取得し、合計5物件140億円(簿価)を売却した。売却益は合計82億円(売上総利益率37.1%)だった。鑑定評価額ベースの含み益は合計約391億円となった。

■株価は戻り歩調で年初来高値に接近

 株価は12月14日に440円まで上伸した。戻り歩調の展開で1月の年初来高値472円に接近してきた。12月15日の終値は429円、今期予想PERは約16倍、時価総額は約2162億円である。週足チャートで見ると13週移動平均線がサポートラインの形だ。上値を試す展開が期待される。(MM)

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提供 日本インタビュ新聞社 Media-IR at 13:29 | 材料でみる株価