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2018年02月14日

【編集長の視点】ブレインパッドは一気に分割権利落ち後高値更新、2Q高利益進捗率業績にAI活用アプリ開発報道がオン

 ブレインパッド<3655>(東1)は、前日13日に323円高の2402円と急反発して引け、取引時間中には2555円高値まで買い進まれ、今年2月1日につけた株式分割権利落ち後高値2285円を一気に更新した。同社株は、今年2月9日に今2018年6月期第2四半期(2017年7月〜12月期、2Q)累計業績を発表、今年1月23日の上方修正通りにV字回復して着地しており、6月通期予想業績は期初予想を据え置いたが、通期予想業績対比で2Q累計業績が、高利益進捗率を示したことを手掛かりに業績高変化人気を再燃させた。また13日付けの日経産業新聞で、同社がAI(人工知能)を活用してコンクリートの劣化を検知するアプリを開発したと報道されたことも、業績期待を高めフォローの材料となっている。

■AIブームを受けてアナリティクス事業の売り上げは四半期ベースで過去最高

 同社の今期2Q累計業績は、売り上げ19億7100万円(前期比23.6%増)、営業利益2億1100万円(4.89倍)、経常利益2億1500万円(同6.11倍)、純利益1億4500万円(同3.44倍)と売り上げが2ケタの続伸となり、利益は大幅増益転換した。アナリティクス事業の売り上げが、AI(人工知能)ブームによる企業のデータ活用需要の高まりでデータマイニングなどのプロジェクトの大型化、長期化が寄与して前年同期比35.2%増と四半期ベースで過去最高となり、ソリューション事業の売り上げも、ライセンス販売やデータ分析環境構築に伴う開発案件の受注が積み重なるなど好調に推移して同26.4%増と伸び、利益面では、効率的なプロジェクト管理により案件利益率が高まったことなどが寄与した。

 今6月期通期業績は、今期業績計画が下期偏重型となっているため期初予想を変更せず売り上げ41億円(前期比16.2%増)、営業利益3億円(同2.02倍)、経常利益3億円(同2.09倍)、純利益1億9000万円(同26.1%増)と見込み、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。ただ、今期2Q累計業績の利益進捗率は、通期業績対比で70〜76%と目安の50%を大きく上回り、足元では、今年2月9日に「データサイエンス入門研修」が、経済産業省の「第四次産業革命スキル習得講座」、厚生労働省の「教育訓練給付制度」に認定されたことにより今年4月から受講者が費用の一部補助を受けるなどのプラス材料も加わって、期末に掛けて業績の再上ぶれ期待も高まってくる。

 なお、コンクリート劣化検知アプリは、河川の護岸などのコンクリートの写真を撮影するだけでコンクリートのひびなどをAIが自動検出し、自治体などの点検作業に掛かる時間を6分の1に短縮、2019年に発売すると報道されており、同社の業績に寄与するとして成長可能性の期待を高めた。

■実質では上場来高値更新だが株式分割の権利落ち埋めに向け上値チャレンジ

 株価は、年初来安値1316円から今期2Q累計業績の上方修正でストップ高を交えて株式分割権利落ち後高値2285円まで7割高し、世界同時株安の波及で年初来上昇幅の半値押し水準の1745円安値まで突っ込み、この安値を長大下ヒゲにして下げ過ぎとして反発し一気に2555円高値まで急伸した。同社株は2011年9月に上場来高値7000円をつけているが、2012年に1月末、同11月末を基準日に2回(1対3、1対2)の株式分割を実施しており、分割権利落ちを勘案するとすでに実質では上場来高値を更新している。好業績評価やAI関連株人気により、この2011年の上場来高値に向け株式分割権利落ち埋めを意識し、上値チャレンジを強めよう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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