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2018年02月15日

フォーカスシステムズは好業績を見直し、18年3月期3Q累計大幅増益、通期2桁営業増益予想で上振れ余地

 フォーカスシステムズ<4662>(東1)は、公共関連・民間関連のシステム構築・保守・運用を主力として、セキュリティ機器関連事業も展開している。18年3月期第3四半期累計は大幅増益だった。通期も2桁営業増益予想である。そして上振れ余地がありそうだ。株価は地合い悪化の売り一巡感を強めている。好業績を見直して反発が期待される。

■システム構築・保守・運用を主力としてセキュリティ機器関連事業も展開

 公共関連・民間関連のシステム構築・保守・運用・管理サービスを主力として、セキュリティ機器関連事業も展開している。17年3月期の事業別売上高構成比は公共関連事業35%、民間関連事業59%、セキュリティ機器関連事業7%だった。収益面では年度末にあたる第4四半期(1月〜3月)の構成比が高い特性がある。

 顧客別には、NTTデータ<9613>関連および日本IBM関連を主力として、CTC(伊藤忠テクノソリューションズ)<4739>関連、ITホールディングス関連、沖電気<6703>関連、ソフトバンク<9984>関連などが続いている。

 中期成長に向けた重点戦略として、需要が潤沢なインフラビジネス分野における技術者の育成、ノウハウ蓄積にも繋がる運用系業務分野におけるシェア拡大、業務アプリケーション分野における専門技術への取り組み強化による対応領域拡大を推進している。

 18年1月には、指向性アンテナ機構を搭載したBLE送信機(ビーコン)と受信機の開発を目的として、名古屋工業大学とBluetoothで利用可能な指向性アンテナ機構の共同研究を開始したと発表している。また2月9日には、小型・軽量で防塵・防水認証を受けたBLEビーコン「timbe」の販売開始を発表している。

■18年3月期3Q累計大幅増益、通期2桁営業増益予想で上振れ余地

 今期(18年3月期)の非連結業績予想(5月12日公表)は売上高が前期(17年3月期)比3.1%増の184億円、営業利益が14.3%増の8億50百万円、経常利益が12.1%増の8億20百万円、純利益が5.7%減の5億20百万円としている。配当予想は前期と同額の年間12円50銭(期末一括)で、予想配当性向は33.3%となる。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比7.6%増の137億93百万円、営業利益が54.9%増の6億61百万円、経常利益が57.2%増の6億55百万円、純利益が65.1%増の4億62百万円だった。

 リーダー層の育成強化や受注判定の厳格化など、プロジェクトマネジメントの徹底も寄与して大幅増益だった。売上総利益率は12.4%で1.0ポイント上昇、販管費比率は7.6%で0.4ポイント低下した。

 通期の純利益は税金費用の増加で減益見込みだが、企業のIT投資が高水準に推移し、前期の一部プロジェクトで発生した進捗遅れの影響一巡も寄与して2桁営業増益・経常増益予想である。より優秀な人材確保への採用投資、現社員に高付加価値(最先端技術の習得やマネジメントスキル向上)を付けるための技術者への教育投資、ガバナンス強化を目的とした社内管理体制への人的投資も推進する。

 通期会社予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高が75.0%、営業利益が77.8%、経常利益が79.9%、純利益が88.8%である。第4四半期の構成比が高い収益特性を考慮すれば、通期予想に上振れ余地がありそうだ。

■株主優待制度は3月末に実施

 株主優待制度は、毎年3月末現在2単元(200株)以上保有株主を対象として保有株式数に応じたポイントを贈呈する。そのポイントを株主限定の特設ウェブサイト「フォーカスシステムズ・プレミアム優待倶楽部」において、約700種類の商品の中から選んで交換できる。ポイントは次年度へ繰り越す(最大2年間有効)ことができる。

■株価は地合い悪化の売り一巡感

 なお17年11月28日に発表した第三者割当(大和証券)による行使価額修正条項付第1回および第2回新株予約権(潜在株式数第1回120万株、第2回100万株)について、18年1月末時点での第1回の未行使残存株数は69.8万株となった。

 株価は地合い悪化の影響で2月9日に765円まで調整する場面があり、900円台でのモミ合いから下放れの形となったが、素早く切り返して地合い悪化による売り一巡感を強めている。

 2月14日の終値896円を指標面で見ると、今期予想PER(会社予想のEPS37円55銭で算出)は23〜24倍近辺で、今期予想配当利回り(会社予想の年間12円50銭で算出)は1.4%近辺、前期実績PBR(前期実績のBPS524円24銭で算出)は1.7倍近辺である。時価総額は約146億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線が戻りを押さえる形だが、長い下ヒゲを付けて売り一巡感を強めている。好業績を見直して反発が期待される。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:10 | アナリスト水田雅展の銘柄分析