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2018年04月04日

【編集長の視点】ブレインパッドは昨年来高値に肉薄、RPA・AI関連のIPO株人気が波及して2Q好決算を買い直す

 ブレインパッド<3655>(東1)は、前日3日に58円高の3050円と続伸して引け、前々日1日につけた昨年来高値3110円に肉薄した。今年の新規株式公開(IPO)市場で、RPA(ロボティック・プロセス・オートメーション)関連のIPO株が高初値倍率をつけ、4月4日にIPO予定のAI(人工知能)関連株も高人気が観測されていることから、同業態の事業を展開している同社株の先行実績の高評価は必至として買い増勢となった。業績的にも、今年2月9日に発表された今2018年6月期第2四半期(2017年7月〜12月期、2Q)累計業績が、今年1月23日に開示した上方修正通りにV字回復して着地し、6月期通期予想業績に対して高利益進捗率を示したことも見直されサポート材料視されている。

■RPAツールはリニューアルを実施しAIではディープラーニングに先行実績

 RPA関連のIPO株は、今年3月27日にIPOされたRPAホールディングス<6572>(東マ)で、公開価格の3570円に対して1万4280円で初値をつけ前日3日に上場来高値1万9000円まで買い進まれる高人気となった。データ入力などの定型の事務業務を自動化、効率化するRPAサービスが、「働き方改革」のコアサービスになるとして買い物を集めたが、ブレインパッドは、すでにRPAツール「ブレインロボ」を2014年から提供している先行実績があり、今年3月27日には、同ツールのサービスメニューをリニューアル、AIや分析技術を活かしてRPAの高度活用を支援する。またAI関連では、今年4月20日にプロ棋士を打ち負かせたことのある将棋AIソフト「ボナンザ」を開発したことで著名なHEROZ<4382>(東マ)がIPOされるが、ブレインパッドは、国内最大の70名強のデータサイエンティストを擁し、ディープラーニング技術で業界をリードしているだけに、その実力が大きく見直される可能性が強い。

 一方、同社の今期2Q累計業績は、前年同期比23.6%増収、4.89倍営業増益、6.11倍経常増益、3.44倍純益増益と大幅増益転換して着地し、6月通期予想業績に対する利益進捗率は、70〜76%と目安の50%を大きく上回った。AIによる企業のデータ活用需要の高まりでデータマイニングなどのプロジェクトが大型化、長期化し、ライセンス販売やデータ分析環境構築に伴う開発案件の受注が積み上がったことなどが要因となった。

 今6月期通期業績は、今期業績計画が下期偏重型となっているとして期初予想を変更しなかったが、それでも売り上げ41億円(前期比16.2%増)、営業利益3億円(同2.02倍)、経常利益3億円(同2.09倍)、純利益1億9000万円(同26.1%増)と予想、純利益は、前期の過去最高を連続更新する。今年5月11日に今期第3四半期(2017年7月〜2018年3月期)決算の発表を予定しており、業績動向が一段と注目されることになる。

■2回目の株式分割落ちは埋め1回目の分割落ち埋めに向け5000円台復帰も

 株価は、今年1月の今期2Q累計業績の上方修正に反応してストップ高し、2285円高値まで6割高して世界同時株安の直撃でいったん1745円安値へ調整したが、その後、インターネット広告の運用支援ツールの提供開始、河川のコンクリート護岸の劣化を自動判定するサービスの共同開発などの好材料が続いて、25日移動平均線に下値をサポートされて上昇トレンドを描き、RPAHDのIPO人気とともに昨年来高値3110円まで買い進まれた。同社株は、2012年に2月末、11月末を基準日に2回の株式分割(1対3、1対2)を実施しており、11月末割り当ての分割権利落ちはすでに埋めており、同2月末の権利落ち埋めの5000円台回復に向け上値チャレンジが続こう。(本紙編集長・浅妻昭治)

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