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2018年05月16日

【株式評論家の視点】ブライトパス・バイオは「ITK−T」の業務量の増加が注目、突っ込み買い妙味膨らむ

 ブライトパス・バイオ<4594>(東マ)は、がん免疫療法の一つの形態である「がんペプチドワクチン」の創製をミッションとして2003年に創業。がん治療の革新とフロンティア拡大をもたらしつつある「がん免疫療法」の開発。後期臨床試験段階から創薬探索段階までの、様々な医薬品形態のパイプラインを持ち、グローバルに開発を行っている。

 リード開発品であるペプチドワクチン「ITK−T」は、平成25年6月以降、ライセンス・アウト先の富士フイルム株式会社とともに、国内において去勢抵抗性前立腺がん患者を対象とする第V相臨床試験を進めている。現在は経過観察期間に入っており、最終解析に向けた準備が進められている。米国で開発中のペプチドワクチン「GRN−1201」については、単剤での治療効果に関する評価が確立された免疫チェックポイント阻害抗体の次のテーマとして、併用パートナー薬との複合的がん免疫療法が志向される中で、非小細胞肺がんを対象に、免疫チェックポイント阻害抗体と当該ワクチン併用の第U相臨床試験を推進している。

 新規モダリティは、iPS細胞技術をがん免疫療法へ応用する細胞医薬の開発を開始しており、2017年度に開始したiPS細胞由来再生T細胞療法(iPS−T)に続き、18年3月に国立研究開発法人理化学研究所と「iPS−NKT細胞療法」の共同研究を開始。今後、頭頚部がんを対象とする医師主導治験が19年度中に開始される予定。

 また、これまでITK−Tで実現しようとしてきたテーラーメイドがんワクチン療法をさらに推し進めた、遺伝子レベルで個人差に対応する完全個別化ネオアンチゲン・ワクチン療法を開発するため、国立研究開発法人国立がん研究センター、国立大学法人東京大学及び地方独立行政法人神奈川県立病院機構神奈川県立がんセンター、並びに国立大学法人三重大学とそれぞれ共同研究を開始している。

 前2018年3月期業績実績は、売上高3億5400万円(前の期比33.1%減)、営業損益15億6100万円の赤字(同11億1300万円の赤字)、経常損益15億7300万円の赤字(同11億1600万円の赤字)、最終損益15億7700万円の赤字(同11億1300万円の赤字)に着地。富士フイルム株式会社から第V相臨床試験の実施を受託しているが、第V相臨床試験の進捗に伴う治験業務受託報酬等に関する売上が増加、計画より業務量が増加したため、従来計画を上振れした。

 今19年3月期業績予想は、売上高1億5000万円(前期比57.5%減)、営業損益22億円の赤字(同15億6100万円の赤字)、経常損益22億円の赤字(同15億7300万円の赤字)、最終損益22億円の赤字(同15億7700万円の赤字)を見込む。< /div>

 株価は、1月15日の年初来高値968円から4月17日に年初来安値610円と調整その後、モミ合っている。富士フイルム株式会社からリード開発品であるペプチドワクチン「ITK−1」第V相臨床試験の実施を受託しているが、業務量が増加していることが注目される。足元で52週移動平均線がサポートラインとして意識された感はあり、ここから突っ込む場面があれば、中長期的な視点で買い妙味が膨らみそうだ。(株式評論家・信濃川)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:32 | 株式評論家の視点