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2018年05月17日

【株式評論家の視点】フェローテックホールディングスは連続営業最高益更新を見込む、日柄調整が進めば上値追いも

 フェローテックホールディングス<6890>(JQS)は、昨年4月1日から「株式会社フェローテックホールディングス」と社名をあらため、持株会社体制に移行。持株会社はグループ会社の経営管理や研究開発業務を担い、事業子会社である「株式会社フェローテック」は顧客サポート、営業、製造、品質保証などを行っている。グループ会社として、磁性流体シール、真空シール、磁性流体、サーモモジュール、石英、パワー半導体用基板(DCB)を手掛ける株式会社フェローテック。ファインセラミックス、マシナブルセラミックスを手掛ける株式会社フェローテックセラミックス。CVD−SiC、独自のCVD-SiC成膜技術によるベストソリューションを提供する株式会社アドマップ。乾燥機 連続洗濯機 業務用洗濯機 業務用クリーニング機器を手掛ける株式会社アサヒ製作所。石英、シリコン製品、イットリア(Y2O3)コーティングサービスを行うアリオンテック株式会社を擁している。

 前2018年3月期業績実績は、売上高905億9700万円(前の期比22.7%増)、営業利益84億3700万円(同48.6%増)、経常利益71億5700万円(同26.1%増)、純利益26億7800万円(同17.8%減)に着地。半導体デバイスメーカー各社の設備投資や設備稼働率が高水準で、半導体製造装置向けのマテリアル製品の販売は堅調に推移したため、売上高は計画を上振れしたが、太陽電池関連事業で不採算製品の撤退に伴う、当該在庫の棚卸処分を行ったことや、過年度に販売したシリコン結晶製造装置顧客の貸倒引当金の計上など損失処理を行い、訴訟損失引当金および太陽電池関連事業における不採算製品撤退の製造設備の減損を実行し、特別損失を計上したため、利益段階では計画を下振れした。

 今2019年3月期は、同社グループの半導体等装置関連事業において、顧客からの増産要請が強いマテリアル製品に関し、セラミックス製品、石英製品の各製造工場を増強し、CVD−S@Cは製造ラインの増設を計画しているほか、中国半導体市場向けに8インチウエーハの2次ライン工場新設を計画。電子デバイス事業のサーモモジュールでは、今後、成長が見込める移動通信システムの通信機器用途や半導体コータデベロッパー向けなど高機能製品を充実化。自動車向けには温調シートのほか、電気自動車のサブエアコン、ヘッドアップ・ディスプレイ用途など開発を進める。

 今19年3月期業績予想は、売上高980億円(前期比8.2%増)、営業利益98億円(同16.2%増)、経常利益85億円(同18.7%増)、純利益53億円(同97.9%増)と連続営業最高益更新を見込む。年間配当予想は、24円(第2四半期末12円、期末12円)継続を予定している。

 株価は、1月30日につけた年初来高値2900円から2月6日に年初来安値2201円と調整。4月9日安値2396円と売り直されて同16日高値2844円と上昇。上げ一服で、モミ合っている。連続営業最高益更新見通しも、目先25日移動平均線が上値を抑えた感がある。ただ、2300円どころが下値となっており、日柄調整が進み、好業績が確認されれば、上値を試すことが期待されそうだ。(株式評論家・信濃川)

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:33 | 株式評論家の視点