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2018年06月13日

イワキは戻り歩調、18年11月期は増額して営業微増益予想

 イワキ<8095>(東1)は、医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、メーカー機能も強化している。18年11月期は薬価改定の影響などで期初時点では営業減益予想だったが、高薬価品の製造量増加などで5月25日に増額修正して営業微増益予想としている。株価は戻り歩調だ。

■医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社

 医薬品・医薬品原料・表面処理薬品などを主力とする専門商社で、子会社の岩城製薬(医薬品)やメルテックス(表面処理薬品)のメーカー機能も強化している。

 事業区分は医薬・FC(Fine Chemical)事業(医薬品原料の製造・販売、医薬品の製造・販売、体外診断薬・研究用試薬・医療機器の販売)、HBC(Health & Beauty Care)事業(化粧品原料・機能性食品原料の販売、一般用医薬品・関連商品の卸売、化粧品通信販売)、化学品事業(表面処理薬品・電子工業薬品・化成品の製造・販売、表面処理設備の製造・販売)、食品事業(食品原料の製造・販売)としている。

 中期的な事業基盤強化と収益拡大に向けて、医薬品事業での共同開発・受託品の拡大、ドラッグストア向けPB商品など自社企画商品の開発強化、医薬品原料事業における市場シェア拡大、海外サプライヤーとの連携強化、岩城製薬の生産能力増強と新製品開発、メルテックスの新製品拡販、海外展開強化などを推進している。18年3月には日立化成<4217>からプリント配線板用薬品事業譲受契約を締結した。

 中期経営計画(ローリング方式、18年11月期〜20年11月期)では目標数値に、20年11月期売上高650億円、営業利益21億円、ROIC7.0%以上を掲げている。さらにグループ中長期ビジョンとして、売上高1000億円、ROIC10.0%以上を掲げている。

■18年11月期は増額して営業微増益予想

 5月25日に18年11月期第2四半期累計および通期の連結業績予想を増額修正した。薬価改定の影響などで期初時点では営業減益予想としていたが、岩城製薬における高薬価品の製造量増加、自社原料販売の増加、電子・機能性材料(有機EL素材)販売の拡大で営業微増益予想に転じた。

 修正後の18年11月期通期連結業績予想は、売上高は据え置いて17年11月期比2.8%増の590億円、営業利益が1.8%増の16憶円、経常利益が3.3%減の17憶20百万円、純利益が4.9%減の11億80百万円としている。

 なお通期ベースでは、医薬・FC事業で新分析棟・倉庫を建設し、抗がん剤領域での需要拡大が予想される高活性原薬分野に新規参入する。化学品事業ではクリーンルームを増設し、需要増加に対応して製造能力を増強するとともに、半導体デバイス製造用途向け新製品の開発も推進する。

 なお配当予想は据え置いて年間6円(第2四半期末3円、期末3円)としている。予想配当性向は16.4%となる。

■株価は戻り歩調

 株価は400円近辺で下値固め完了して戻り歩調だ。業績予想の増額修正を好感して482円まで急伸する場面もあった。

 6月12日の終値441円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想連結EPS36円56銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間6円で算出)は約1.4%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS556円36銭で算出)は約0.8倍である。時価総額は約152億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線突破の動きを強めている。戻りを試す展開が期待される。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:27 | アナリスト水田雅展の銘柄分析