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2018年06月14日

松田産業は売り一巡感、19年3月期横ばい予想だがやや保守的、配当は増配予想

 松田産業<7456>(東1)は、貴金属関連事業および農林水産品販売事業を展開している。19年3月期の業績は横ばい予想だがやや保守的だろう。配当は増配予想である。株価は売り一巡感を強めている。

■貴金属リサイクルや農林水産品販売を展開

 貴金属リサイクル(貴金属事業)や産業廃棄物処理(環境事業)などの貴金属関連事業、および農林水産品を扱う食品関連事業を展開している。18年3月期の売上高構成比は貴金属関連事業63%、食品関連事業37%、営業利益構成比は貴金属関連事業70%、食品関連事業30%だった。収益面では、半導体・電子部品などエレクトロニクス業界の生産動向、貴金属および食品市況の影響を受けやすい特性がある。

 貴金属リサイクルは、半導体・電子材料部材・化成品などの貴金属製品をエレクトロニクス業界へ販売するとともに、半導体や電子部品を製造する過程で規格外となった部品(スペックアウト品)などの貴金属含有スクラップを国内外のメーカーから回収・処理・製錬することで、貴金属(金・プラチナ・パラジウムなど)をリサイクルする。

 産業廃棄物処理は、写真の感光材料からの銀の回収、廃酸や廃アルカリの無害化中間処理など、産業廃棄物の回収・処理を行っている。無害化処理技術に強みを持ち、全国47都道府県での収集運搬業許可を得ている。

 中期経営計画(16〜18年度)の目標値は、19年3月期売上高2000億円、営業利益40億円としている。

■19年3月期横ばい予想だがやや保守的、配当は増配予想

 19年3月期の連結業績予想は、売上高が18年3月期比5.2%増の2000億円、営業利益が2.5%増の50億円、経常利益が1.1%増の52億円、純利益が1.2%増の35億円としている。中期計画の目標値(売上高2000億円、営業利益40億円)を達成する見込みだ。

 景気動向等に不透明感が強いとして横ばい予想だが、半導体・電子部品などエレクトロニクス業界の生産が高水準であり、やや保守的だろう。なお配当予想は18年3月期比2円増配の年間30円(第2四半期末15円、期末15円)としている。予想配当性向は22.6%となる。

■株主優待制度は毎年3月末に実施、対象は継続1年以上保有株主

 株主優待制度は毎年3月31日現在、1単元(100株)以上を継続1年以上保有する国内在住株主を対象として株主優待品を贈呈する。

■株価は売り一巡感

 株価は5月中旬の戻り高値圏1900円近辺から反落し、ほぼ一本調子に水準を切り下げた。しかし1700円近辺で売り一巡感を強めている。

 6月13日の終値1701円を指標面で見ると、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS132円91銭で算出)は約13倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間30円で算出)は約1.8%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS2149円11銭で算出)は約0.8倍である。時価総額は約492億円である。

 週足チャートで見ると52週移動平均線を割り込んだが、売り一巡して反発を期待したい。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:19 | アナリスト水田雅展の銘柄分析