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2018年11月05日

カナモトは調整一巡して上値試す、18年10月期増収増益・連続増配予想で19年10月期も収益拡大期待

 カナモト<9678>(東1)は建設機械レンタルの大手である。北海道を地盤として全国展開と業容拡大を推進し、長期ビジョンで海外展開を成長エンジンと位置付けている。需要が高水準に推移して18年10月期増収増益・連続増配予想である。19年10月期も収益拡大が期待される。株価は調整一巡して上値を試す展開が期待される。

■建設機械レンタル大手、成長エンジンとして海外展開を強化

 建設機械レンタルを主力として、海外向け中古建設機械販売、土木・建築工事用鉄鋼製品販売、IT機器・イベント関連レンタルなども展開している。M&Aも積極活用し、北海道を地盤として全国展開と業容拡大を加速している。
 18年2月には子会社ニシケンが、フジモトHDから福祉サービスのビップケアウエル安心の株式を譲り受けた。福祉用具卸レンタル事業で関東に進出する。18年8月には老舗建機レンタル会社のサンワ機械リース(北海道釧路市)の全株式を取得して子会社化した。非連結子会社となる。

 また18年8月には三重県四日市市に四日市営業所を開設した。全国営業拠点数は195拠点、グループ合計491拠点となった。

 55期の19年を見据えたグループの目指す姿を長期ビジョン「BULL55」として示し、海外展開強化を今後の成長エンジンと位置付けている。なお中国事業を再構築するため、連結子会社である上海金和源建設工程有限公司の全出資持分を18年10月譲渡した。

 収益面では公共工事の影響を受けやすく、建設関連のため売上高が第4四半期(8〜10月)から第1四半期(11月〜1月)にかけてピークとなり、第2四半期(2〜4月)および第3四半期(5〜7月)は減少する季節特性がある。

■18年10月期増収増益・連続増配予想

 18年10月期連結業績予想は、売上高が17年10月期比2.2%増の1618億70百万円、営業利益が4.0%増の173億30百万円、経常利益が1.3%増の174億20百万円、純利益が1.4%増の109億円としている。

 配当予想(10月9日に期末5円増額修正)は10円増配の年間60円(第2四半期末20円、期末40円)としている。3期連続増配で予想配当性向は19.5%となる。

 第3四半期累計は、売上高が前年同期比7.0%増の1250億75百万円、営業利益が10.9%増の134億15百万円、経常利益が9.7%増の136億59百万円、純利益が5.2%増の82億55百万円だった。需要が堅調に推移して増収2桁営業増益だった。

 建設関連事業は売上高が6.4%増の1120億63百万円で営業利益が12.7%増の125億17百万円だった。公共投資が堅調に推移し、大都市圏での再開発関連など民間設備投資も増加した。その他事業は売上高が12.6%増の130億11百万円で営業利益が12.0%減の6億08百万円だった。需要堅調で増収だが、福祉関連の関東エリア進出に伴う設備投資負担で減益だった。

 通期ベースでも、各地の豪雨・地震災害復旧関連工事、首都圏での20年東京五輪関連工事、都市再開発プロジェクト、リニア新幹線関連工事、国土強靭化に向けた社会インフラ工事などで、建設機械レンタル需要が堅調に推移する見込みだ。通期予想に対する第3四半期累計の進捗率は売上高77.3%、営業利益77.4%と順調である。通期ベースでも好業績が期待される。そして19年10月期も収益拡大が期待される。

■株価は調整一巡して上値試す

 株価は地合い悪化の影響で10月17日の年初来高値4150円から一旦反落したが、10月30日の3570円から切り返しの動きを強めている。

 11月2日の終値は3815円、今期予想連結PER(会社予想連結EPS308円44銭で算出)は約12倍、今期予想配当利回り(会社予想の年間60円で算出)は約1.6%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS2440円41銭で算出)は約1.6倍、時価総額は約1377億円である。

 週足チャートで見ると26週移動平均線近辺から切り返している。調整一巡して上値を試す展開が期待される。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 07:47 | アナリスト水田雅展の銘柄分析