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2018年12月19日

ケイアイスター不動産は「不動産×IT」戦略など好調で逆行高

■回転期間(土地仕入れから分譲引き渡しまで)を重視する経営を推進し連続最高益

 ケイアイスター不動産<3465>(東1)は12月19日、1741円(54円高)まで上げたあとも堅調に推移し、全体相場の下げに逆行高となっている。埼玉県を地盤に地域密着型の展開で拡大する総合不動産会社で、業績は売上高、各利益とも連続最高を更新する見込み。18日に行われた個人投資家向けセミナー(日本インタビュ新聞社主催)で、同社・塙圭二社長は、「不動産×IT」戦略や、「家賃以下で住める高品質な住宅販売による高回転経営」などについて講演。あらためて注目されている。

■高機能でありながらローコストを実現し、さらにはアフターサービスまで一貫体制

 同社は、機能と美しさを融合させたデザイン住宅をはじめとして、「不動産×IT」を合言葉に業界革新を進め、多様化するニーズやライフスタイル、エリアの特性に合った、オリジナリティとクオリティを追求した家づくりを関東全域で展開している。

 高機能でありながらローコストを実現し、さらにはアフターサービスまでと幅広いサービスを付加するが、そのコンセプトとして、「住まいは、人生のステージであり、家族の幸せが育まれる場である」「また、大切な資産でもある」「顧客の人生づくりのサポートと考え、『住んだ後も安心』を実践する」ことなどを掲げる。これに向けて、「社内責任一貫体制」で臨み、用地の取得、開発にはじまり、企画、施工、販売という住まいづくりのプロセスに加えて、アフターサービス、リフォーム、買取りなど、住んだ後の様々なサービスまでも対応している。
■専用のタブレット端末で情報を提供する「KEIAI.NET」加盟店は1年強で150店舗に

 「不動産×IT」戦略では、専用のタブレット端末(iPad)を活用し、販売促進に関する情報提供や教育ツールなどのほか、AI(人口知能)コンシェルジュによる住宅商品の物件案内やセールストーク、VR(仮想現実)技術を応用した内覧などまで可能にした不動産仲介会社向けの商談サポートシステム「KEIAI.NET」が注目される。

 同社では、2017年2月に加盟店制度「KEIAI.NET(ケイアイ・ネット)」をスタート。この、仲介会社向けの商談サポートシステムは、不動産業界に革新をもたらした「不動産テック」として注目され、18年6月には加盟店数が150店舗に達した。

 業績は好調で、11月9日に発表した第2四半期の連結業績(2018年4月〜9月累計)は、回転期間(土地仕入れから分譲住宅引き渡しまでの期間)を重要視する経営を推進して販売を強化した結果、売上高は前年同期比51.5%増加して418.0億円となり、営業利益は同8.3%増加して24.04億円となるなど、売上高、各段階の利益ともに過去最高を更新した。

 3月通期の連結業績見通しについては、先の決算説明会で、従来の予想を継続し、売上高を858.40億円(前期比33.9%の増加)、営業利益を63.80億円(同20.4%の増加)、純利益は40.0億円(同17.9%の増加)とした。第2四半期までで回転期間の長期化した在庫の早期販売に努めたことにより、こうした在庫が大幅に減少したことなどにより、受注が引き続き好調に推移している上、売り上げ達成のための在庫はすでに確保できているとした。売上高、各利益とも続けて最高を更新することになる。(HC)
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