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2019年07月19日

CRI・ミドルウェアの技術が京セラ・ライオン共同開発の新製品に採用される

■ブラシを歯に当てると音楽が聴こえる子ども向け仕上げ磨きハブラシ

 CRI・ミドルウェア<3698>(東マ)は7月18日、京セラ<6971>(東1)ライオン<4912>(東1)が共同開発した、ブラシを歯に当てると音楽が聴こえる仕上げ磨き専用ハブラシ「Possi(ポッシ)」に圧電素子音声出力技術(CRI特許技術)が採用されたと発表した。CRI・ミドルの株価前引け値は2431円(31円高)だった。

■圧電素子音声出力技術「D−Amp Driver(ダンプ・ドライバー)」が使われる

 「Possi(ポッシ)」は、「子どもが嫌がる歯磨きを楽しい時間に変える」をコンセプトに、デザイン・音楽・テクノロジーを融合させた新しい子ども向け仕上げ磨き専用ハブラシ。電気信号を振動(音)に変換する圧電セラミック素子をハブラシのヘッド部分に埋め込んだ。これにより、ブラシが歯に当たるとハブラシのヘッド部分から歯に振動(音)が伝わり、音楽などが楽しめる。


■京セラの圧電セラミック素子を駆動する制御アンプとして採用され、クリアな音声出力・省電力・小型化を実現

 ハブラシのヘッド部分に収まる京セラの小型圧電セラミック素子と、ボディに搭載されたデジタル駆動アンプにより、ヘッド部分のみが振動。歯磨きをしている間だけ音楽を楽しめるという。

 このような製品には、これまで、いわゆるスピーカー(ダイナミックスピーカー:コイルを用いたスピーカー)が使われてきたが、これでは消費電力が大きく、長時間の電池駆動は不可能だった。

 これに対し、CRI・ミドルウェアの圧電素子音声出力技術「D−Amp Driver(ダンプ・ドライバー)」は、組込みマイコンのポート出力信号(ON/OFF)のみで、高品質なサウンド再生を実現する「D−Ampシステム」(特許登録済)の中核をなすミドルウェア。圧電素子で発話させることができ、京セラの圧電セラミック素子を駆動する制御アンプとして採用され、クリアな音声出力・省電力・小型化の実現に貢献した。ダイナミックスピーカーを圧電素子に置き換えることで、コストダウンにも寄与した。

■ソニーが展開するスタートアップ支援するプログラムの社外向け第1号に

 京セラは、オープンイノベーションによる新規事業の創出を加速するため、2018年よりソニー<6758>(東1)が展開するスタートアップの創出と事業運営を支援するプログラム「Sony Startup Acceleration Program(以下SSAP)」の社外向け案件第1号として、ソニー本社内に設けられた社外の新規事業プロジェクト用の専用スペースに入居し、製品開発に取り組んできた。

 このたびの開発品は、ソニーがSSAPを通じて提供するスタートアップの事業化のための体系的なノウハウや知見をベースに、京セラの有する高いセラミック技術とライオンのオーラルケア製品に関するノウハウを融合した。また、ソニーのクリエイティブセンターによるデザイン協力や、Possiをテーマとした楽曲などにより、実用性に加えてエンタテインメント性を兼ね備えた製品となっている。子どもが嫌がる歯磨きを親子で楽しめる時間に変える、新たな価値を提案する。(HC)
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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 12:19 | 新製品&新技術NOW