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2019年12月07日

【注目銘柄】ラクーンホールディングスの今期第2四半期は、大幅増収増益

■主力のEC事業の売上は前年同期の1.2%成長に比較して今期は9.0%成長と大きく伸びる

 ラクーンホールディングス<3031>(東1)の今期第2四半期は、大幅増収増益となった。

 好業績の背景には、主力のEC事業の売上は、前年同期の1.2%成長に比較して今期は9.0%成長と大きく伸びていることが挙げられる。売上が伸びたのは、今年2月より卸・仕入れサイト「スーパーデリバリー」が、Amazon Fashionへのテスト販売をした結果、参加メーカー数、売上とも順調に拡大していることと、小売以外の事業者に対する売上も好調に伸びていることによる。Amazon Fashionへの卸販売については、今後、販売を本格化する。一方、フィナンシャル事業も好調であった。特に、ALEMOを子会社化したことが大幅増収につながっている。


 利益面については、営業利益率が前年同期の20.0%から21.9%へとさらに改善しているため、増収効果に加え、大幅増益となった。

 その結果、20年4月期第2四半期連結業績は、売上高16億67百万円(前年同期比23.4%増)、営業利益3億65百万円(同34.8%増)、経常利益3億69百万円(同38.4%増)、純利益2億36百万円(同30.1%増)となった。第2四半期業績では、売上高、利益共に過去最高である。

■EC事業、フィナンシャル事業ともに増収増益

 セグメント別の業績は、EC事業は、売上高9億27百万円(同9.0%増)、セグメント利益3億87百万円(同16.9%増)であった。トピックスとしては、10月より、DIY用品や大工道具などの工具の取扱いを開始した。商材掲載数は、出展企業の獲得を強化したことで増加ペースがアップしている。全体の流通額は、58億84百万円(同10.0%増)となった。

 フィナンシャル事業は、売上高8億29百万円(同41.5%増)、セグメント利益1億49百万円(同88.9%増)であった。トピックスとしては、URIHOを利用できる企業を年商5億円以下から10億円以下に拡大した。事業用家賃保証については、提携を解消して自社ブランドで販売を始めている。そのため、売上は8.3%減となったが、19年4月期4四半期を底として、自社ブランド分が順調に成長している。その他のサービスの売上高は、トラスト&グロース売掛保証は前年同期比11.3%増、URIHOは同101.1%増、Paidは28.1%増、ALEMOは前四半期比2.4%増と順調。

 以上のように、第2四半期の業績は順調である。今後の取組について、代表取締役社長小方功氏は「スーパーデリバリーに出展している企業数は、今現在1600社、商品数は100万種類を超えていて、ファッションジャンルの一部に関しては、必ずしも我々のお客さんのビジネスの妨げにならないので、Amazonさんに卸して様子を見ているところです。これは、比較的順調に拡大しているのは事実です。また、出展企業の獲得の強化については、出展企業向けの広告を増やしています。それらの理由で、出展企業数、商材数も増えています。これらを背景に流通額が大幅に増えています。これらの流れは今後加速するはずです。

 越境ECに関しては、今、香港のデモ、韓国の日本製品不買運動もありますが、北米、ヨーロッパ、他にもいろいろな地域がありますので、そちらの方に分散させながら安定的な成長を狙っていきたいと思っています。これが、今後、一番力を入れてくる部分だと思います。将来的には、Amazon Fashionへの商品供給開始と同様に、いくつかのECサイトへの供給も複数発生すると思いますが、海外の方も安定的に増やしていきたいと思っています。出来れば、日本の中小企業、アパレル、雑貨に関わらずお菓子や食品も含めて、出来る限りの多くの商品を世界中に、出来ればワンクリックかツークリックで出ていく仕組みを完成したいです。今でも事前登録さえしていれば、ショッピングカートをクリックするだけで商品が届くようになっています。これをヨーロッパにも拡大していきたいと考えています。私の知る限りでは、BtoBの越境ECというのは、あんまりない筈でして、おそらく皆さんがご存じなのは、BtoCだと思います。個人のECビジネスと比較してBtoBのビジネスでは、量が出ていきますので、私は、国内の中小のメーカーにとっては、非常に売上拡大の期待ができるのではないかと思います。

 フィナンシャル事業は、どのサービスも順調に進んでいます。今期は、全てのサービスが過去最高の売上となると思います。しかし、いまいち知名度がないので、我々としては認知度を上げることが課題と言えます。認知度を上げて、顧客数を増やし売上を増加したい。現在すべてのサービスについて、お客さんには満足していただいているようで、口コミにより顧客数が増えるという状態です。ここにメッセージ広告を打つことで、順調に成長することが期待できると思います。現在、テストとしてURIHOのタクシー広告を11月25日から出しています。順調であれば、拡大していきます。

 Paidについては、販売パートナー制を新設しまして、例えば、税理士、経営コンサルタント等と契約して、Paidを紹介してもらえる法人・団体を募集しています。」と説明した。

 第2四半期は好調に推移しているが、通期連結業績予想については、当初予想を据え置いている。

 ちなみに、20年4月期連結業績予想は、売上高34億50百万円(前期比15.8%増)、営業利益6億70百万円(同22.1%増)、経常利益6億70百万円(同22.8%増)、純利益4億25百万円(同12.0%増)と最高益更新を見込む。

 配当については未定としているが、17年4月期、18年4月期、19年4月期と毎期増配しているので、今期も増配が予想される。

 進捗率は、売上高48.3%(前年同期比45.3%)、営業利益54.5%(同49.3%)、経常利益55.1%(同49.0%)、純利益55.5%(同48.0%)となっていることから上振れが期待できる。

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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 15:51 | 決算発表記事情報