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2020年05月22日

ヨコレイ(横浜冷凍)は調整一巡

 ヨコレイ(横浜冷凍)<2874>(東1)は冷蔵倉庫事業と食品販売事業を展開している。冷蔵倉庫事業は低温物流サービスの戦略的ネットワーク構築、食品販売事業はノルウェーHI社と提携して業容拡大戦略を推進している。21年9月期連結業績予想は未定に修正した。当面は新型コロナウイルスの影響が懸念材料となるが、中期的に収益拡大を期待したい。株価は戻り一服の形だが、下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。

■冷蔵倉庫事業と食品販売事業を展開

 冷蔵倉庫事業と食品販売事業を展開している。19年9月期セグメント別売上高構成比は冷蔵倉庫事業20%、食品販売事業80%、その他0%、営業利益(連結調整前)構成比は冷蔵倉庫事業85%、食品販売事業14%、その他1%である。

 収益面では、冷蔵倉庫事業は倉庫稼働率、食品販売事業は水産品・畜産品・農産品の市況や季節要因の影響を受ける特性がある。中期成長戦略として収益性の一段の強化を推進している。

 冷蔵倉庫事業は積極投資で低温物流サービスの戦略的ネットワークを構築し、新物流センターが順次稼働して収益拡大に貢献している。20年2月には、つくば物流センターが竣工した。また福岡市アイランドシティ港湾関連用地4工区E区画を取得している。海外はASEAN地域へ積極展開し、子会社タイヨコレイの保管収容能力はタイ国内トップシェアである。

 食品販売事業は、子会社アライアンスシーフーズ(ASF社)がノルウェーの大手水産加工会社HI社と提携し、ノルウェーサーモン・トラウトの養殖・加工・販売拡大戦略を推進している。20年1月には食品販売事業の完全子会社アライアンスシーフーズとクローバートレーディングを吸収合併した。

■20年9月期業績予想は新型コロナウイルス影響で未定に修正

 20年9月期の連結業績予想は、新型コロナウイルスの影響を考慮して未定に修正した。配当予想は据え置いて19年9月期と同額の23円(第2四半期末11円50銭、期末11円50銭)としている。

 なお第2四半期累計は、売上高が前年同期比19.0%減の583億75百万円、営業利益が27.2%減の19億14百万円、経常利益が23.8%減の21億89百万円、純利益が28.7%減の12億82百万円だった。

 冷蔵倉庫事業は1.3%増収で1.8%増益だった。新型コロナウイルスの影響による荷動き停滞で荷役料が減少したが、在庫が高水準に推移して保管料収入が増加した。食品販売事業は24.0%減収で赤字化した。水産品の相場下落や子会社の在庫整理損失計上などが影響した。

 当面は新型コロナウイルスの影響が懸念材料となるが、中期的に収益拡大を期待したい。

■株主優待は毎年9月末の株主対象

 株主優待制度は毎年9月30日現在の株主を対象として、保有株式数に応じて水産品などを贈呈(詳細は会社HP参照)している。

■株価は調整一巡

 株価は戻り一服の形だが、下値を切り上げている。調整一巡して出直りを期待したい。5月21日の終値は880円、今期予想配当利回り(会社予想23円で算出)は約2.6%、前期実績連結PBR(前期実績連結BPS1336円12銭で算出)は約0.7倍、時価総額は約522億円である。(日本インタビュ新聞社アナリスト水田雅展)




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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 08:00 | アナリスト水田雅展の銘柄分析