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2021年11月15日

ジーニーは22年3月期2Q累計黒字転換、通期も大幅増益予想

(決算速報)
 ジーニー<6562>(東マ)は11月12日の取引時間中に22年3月期第2四半期累計連結業績を発表した。広告プラットフォーム事業、マーケティングSaaS事業とも伸長して黒字転換した。通期も大幅増益予想としている。22年3月期は先行投資が完了して収益拡大フェーズとしており、第2四半期累計は想定を上回った。また第2四半期累計の進捗率は低水準の形だが下期偏重の収益特性がある。通期ベースでも収益改善基調を期待したい。株価は上値を切り下げる形でやや軟調だったが、黒字転換も好感して反発の動きとなった。出直りを期待したい。

■22年3月期2Q累計黒字転換、通期も大幅増益予想で収益改善基調

 22年3月期第2四半期累計の連結業績(収益認識基準適用のため売上高の前期比増減率は非記載、利益への影響はなし)は、売上高が64億58百万円、営業利益が1億72百万円(前年同期は1億23百万円の赤字)、経常利益が1億93百万円(同1億40百万円の赤字)、EBITDAが4億55百万円(同47百万円の赤字)、親会社株主帰属四半期純利益が1億38百万円(同1億19百万円の赤字)だった。

 広告プラットフォーム事業、マーケティングSaaS事業とも伸長して黒字転換した。なお収益認識基準の影響額として、売上高と売上原価がそれぞれ7億31百万円減少している。会計基準変更影響を除く従来基準ベースでは、売上高は11,8%増の71億89百万円だった。売上総利益は61.4%増加した。

 セグメント別(調整前、22年3月期から区分変更して一部を組み換えているため前期比増減率は非記載)に見ると、広告プラットフォーム事業は売上高が52億57百万円で営業利益が7億50百万円だった。気象庁ホームページの広告運用事業における広告配信システム提供開始、デジタルDOOH領域での広告配信量の拡大など、新機能開発やシェア拡大などで売上総利益が前年同期比39%増加した。

 マーケティングSaaS事業は売上高が5億15百万円で営業利益が13百万円だった。プロダクト機能強化や拡販などでアカウント数が増加し、売上高が120%増と成長した。海外事業は売上高が7億26百万円で営業利益が57百万円だった。リセラーおよびパートナーシップの強化を推進した。

 四半期別に見ると、第1四半期は売上高が29億68百万円で営業利益が50百万円、第2四半期は売上高が34億90百万円で営業利益が1億22百万円だった。

 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が134億25百万円〜137億39百万円、営業利益が6億40百万円〜8億40百万円(21年3月期比3.3倍〜4.3倍)、経常利益が6億20百万円〜8億20百万円(同4.2倍〜5.5倍)、EBITDAが12億59百万円〜14億59百万円(同2.1倍〜2.5倍)、親会社株主帰属当期純利益が5億26百万円〜6億65百万円(同5.2倍〜6.5倍)としている。配当予想は未定である。

 22年3月期はSaaS型プロダクト開発・機能強化などへの先行投資が完了して収益拡大フェーズとしている。経済環境の不透明感を考慮して通期予想を据え置いたが、第2四半期累計は想定(売上高57億20百万円、営業利益77百万円の赤字、経常利益87百万円の赤字、EBITDA2億20百万円、親会社株主帰属四半期純利益86百万円の赤字)を大幅に上回った。また通期予想に対する第2四半期累計の進捗率は低水準の形だが下期偏重の収益特性がある。通期ベースでも収益改善基調を期待したい。

■株価は反発の動き

 株価は上値を切り下げる形でやや軟調だったが、第2四半期累計の黒字転換も好感して反発の動きとなった。出直りを期待したい。11月12日の終値は944円、時価総額は約170億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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