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2022年07月31日

JSPは原材料価格高騰で23年3月期1Q大幅減益、通期予想据え置き

(決算速報)
 JSP<7942>(東証プライム)は7月29日の取引時間終了後に23年3月期第1四半期連結業績を発表した。高付加価値製品の販売増加などで2桁増収だが、原材料価格高騰の影響で大幅減益だった。通期も原材料価格高騰の影響を考慮して営業・経常減益予想としている。需要は堅調であり、第2四半期以降は販売価格改定効果などを期待したい。株価は下値固め完了して戻り歩調だ。23年3月期営業・経常減益予想を織り込み済みであり、第1四半期業績に対するネガティブ反応は限定的だろう。

■23年3月期1Q大幅減益、通期予想据え置き

 23年3月期第1四半期の連結業績は、売上高が前年同期比14.8%増の309億77百万円、営業利益が51.3%減の7億64百万円、経常利益が30.7%減の10億80百万円、親会社株主帰属四半期純利益が30.3%減の7億63百万円だった。高付加価値製品の販売増加や販売価格改定効果などで2桁増収だが、原材料価格高騰の影響をカバーできず大幅減益だった。

 押出事業は売上高が14.1%増の102億65百万円、セグメント利益(全社費用等調整前営業利益)が9.0%減の6億13百万円だった。食品トレー向け製品、産業資材製品、土木分野向け製品など、高付加価値製品の販売増加や販売価格改定効果などで2桁増収だが、原材料価格高騰の影響をカバーできず減益だった。

 ビーズ事業は売上高が15.7%増の191億38百万円、利益が66.8%減の3億75百万円だった。ピーブロックが非自動車分野を中心に増加し、製品価格改定も寄与して2桁増収だが、原材料価格高騰の影響をカバーできず大幅減益だった。

 その他は売上高が9.4%増の15億72百万円、利益が98.0%増の38百万円だった。自動車部品輸送関連など一般包材の需要が好調に推移した。

 通期連結業績予想は据え置いて、売上高が22年3月期比12.2%増の1280億円、営業利益が6.3%減の43億円、経常利益が7.6%減の45億円、親会社株主帰属当期純利益が7.1%増の31億円としている。配当予想は22年3月期と同額の50円(第2四半期末25円、期末25円)としている。

 押出事業は売上高が6.2%増の415億円で、利益(全社費用調整前営業利益)が24.5%減の21億円の計画としている。販売数量の増加と製品価格の改定で増収だが、原材料価格高騰の影響をカバーできず減益見込みとしている。ビーズ事業は売上高が17.5%増の805億円で、利益が22.1%増の32億円の計画としている。ピーブロックを中心に自動車関連の販売が増加し、原材料価格高騰に伴う製品価格改定効果も寄与して増収増益見込みとしている。その他は売上高が8.2%減の60億円で、利益が52.8%減の1億円の計画としている。一般包材や自動車部品関連包材が減少する見込みだ。

 23年3月期は需要が高水準に推移して2桁増収だが、原材料価格高騰の影響を考慮して営業・経常減益予想としている。第1四半期の進捗率は売上高24.2%、営業利益17.8%、経常利益24.0%、親会社株主帰属当期純利益24.6%である。営業利益の進捗率がやや低水準の形だが、需要は堅調であり、第2四半期以降は販売価格改定効果などを期待したい。

■株価は戻り歩調

 株価は下値固め完了して戻り歩調だ。23年3月期営業・経常減益予想を織り込み済みであり、第1四半期業績に対するネガティブ反応は限定的だろう。7月29日の終値は1472円、今期予想連結PER(会社予想の連結EPS104円00銭で算出)は約14倍、今期予想配当利回り(会社予想の50円で算出)は約3.4%、前期実績連結PBR(前期実績の連結BPS2884円93銭で算出)は約0.5倍、時価総額は約462億円である。(情報提供:日本インタビュ新聞社・株式投資情報編集部)

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