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2007年09月04日

興研、医療分野事業が成長中世界初 内視鏡全自動洗浄消毒装置『鏡内侍』

興研のホームページ 興研(7963・JQ)は防塵・防毒マスクの2大メーカーの1社だ。官庁向けで安定的な収益を上げているが、一方で、第二の事業の柱として、医療分野向け製品を育成中だ。
 現在、売出し中の製品は、内視鏡の全自動洗浄消毒装置『鏡内侍』(かがみないし)である。人の手作業が一切不要で、全工程を全自動で行なえる装置は、世界初・唯一の製品である。管理医療機器(特定保守管理医療機器)として、厚労省の承認を取得済み。また、現在、国際特許を申請中だ。

◆販売実績は好調、業績上づみも

 近年、内視鏡が検査や手術に使用されるケースは急増しており、今後もさらに普及拡大していくと見られている。
 使用後の内視鏡には、粘膜や、蛋白や、さまざまな菌が付着しており、一般的には、スタッフによる手洗いが施される。1本につき、40分〜1時間ほどの時間がかかるが、医療現場は忙しく、人手不足のうえ、手作業のため、洗浄が徹底しない場合も出ることがある。また、薬剤のニオイや発がん性も指摘されている。
 一方、『鏡内侍』は、1本につき約6分で作業が完了する。薬剤ではなく、強酸性水を使用するため、健康被害の危険性がない。手間がかからず、その分、患者への対応に時間を割くことができる。効率的に検査・受診ができ、患者の待ち時間が短縮され、コストも安く済む。
「医師、医療従事者、経営者、患者、すべての皆様に喜んでいただける製品」
と、広報・IR室の菊池一誠室長は説明する。
 発売は昨年10月。病院・医院では、医療関連機器の購入は、年度ごとなどの予算組みをして計画的に行なうことが多いため、まずは提案・紹介を行ない、良さを浸透させているところだ。全国すべての代理店から(同社は全製品、代理店経由で販売)、『鏡内侍』をアピールしてもらっている。すでに導入実績が出ており、引き合いもかなり来ている。
 社内で営業計画台数は出しているが、今期業績予想には入れていない。同社の今期2007年12月通期業績予想は、売上高79億円(前年比0・2%)、経常利益7億円(同1・1%増)、純利益3億5000万円(同0・5%増)だが、上積みとなる可能性も高い。また、業界観測によると、次期2008年12月期も、さらに増収増益が見込まれている。

◆医療分野向け事業を第二の柱に

 現在はマスク関連事業が売上高の9割を占める。菊池室長は言う。
「景気の好転で国内工場のマスク需要は伸びており、官庁向けは一定の需要が見込めるとはいえ、やはり新市場を開拓する必要がある。医療分野事業を第二の柱にしていく」
 従来は、「良いものをつくれば売れる」という方針だったが、良いものづくりに加え、営業力をつけることで、業績・会社をさらに伸ばしていく。
 同社の医療分野向け製品は、このほか、『オキシライザ』や『コーケンラミナー』などのシリーズがある。
 『オキシライザ』は、強酸性電解水の生成装置。強酸性電解水で、手指や器具類の洗浄を行なうものだ。薬品を使用せずに済むため、環境にやさしく、低コストで殺菌消毒でき、使用後の汚水は処理不要で下水へ流せる。アトピーや褥瘡に良いとの研究発表もあり、注目されている。
 『コーケンラミナー』は医療分野向けの換気装置。従来から工業用の換気装置は発売していたが、同シリーズは、3年ほど前に発売した。研究機関や大学病院などで、ホルマリン漬けなどの作業や、解剖実習を行なう際に使用するものだ。プッシュプル式のため、全体換気や局所排気に比べ、作業性や吸引効果などで効果が高い。


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提供 日本インタビュ新聞 Media-IR at 06:22 | IR企業情報